ドジャースの大谷翔平投手(30)の知名度を巡ってSNS上で論争になっている。米スポーツ専門局「ESPN」の実況アナウンサー、カール・ラヴェッチ氏が3日(日本時間4日)に「パット・マクアフィー・ショー」にゲスト出演した際の発言が、大きな波紋を広げているのだ。

 同氏は、大谷が現在の野球界をけん引していることを踏まえたうえで、「もしかしたらこの男は、タイガー・ウッズ、あるいはモハメド・アリ以来、世界で最も有名なアスリートかもしれない。アジアでの影響力を考慮すれば、『地球上で最も知名度のあるアスリート』とさえ言える」とコメント。開幕戦で日本を訪れたドジャースの選手たちが熱狂ぶりを目の当たりにしたことを踏まえ「日本での彼の人気に匹敵する存在は、この国(米国)にはいない」とも強調した。

 ESPNのスポーツセンター公式X(旧ツイッター)が同番組の動画を投稿するとSNS上で賛否が巻き起こっている。

「大谷翔平の超越的なオーラは否定できない。間違いなく“ゲームチェンジャー”だ」「アジアでの知名度は計り知れない」「間違いない!」「アメリカ国内では測れないグローバルな存在」などラヴェッチ氏の見解に賛同する声も少なくない。

 一方、否定的な声も。「野球はサッカーに比べればマイナースポーツ。野球選手がロナウド、メッシ、サラー、ケインといった選手たちの世界的な影響力に太刀打ちできるとは思えない」「爆笑。コービーやレブロンの方がはるかに世界的に知られている。大谷の偉大さを否定するつもりはないが…」「これは信じられないほどズレた見解。アメリカ人がいかにサッカーに無知かを象徴している」「クリスチアーノ・ロナウドのことを知らないのか? 世界で最もフォローされている人物だぞ。メッシもいる!」などと過大評価とする声が目立った。

 米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」はこの話題に対し、NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズのインスタグラムのフォロワー数が1億5900万人と紹介すると「大谷のフォロワーは930万人。1億人以上の差がある」と指摘。ラヴェッチ氏の発言は「大谷翔平についてやたら誇張している。大リーグのメディアは大谷の人気を評価する際に大げさに語るのが大好きだ」とやや辛口な見解を示した。