米国・WWEのロウが31日(日本時間1日)に英ロンドンで行われ、女子世界王者の〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、大混乱の末に辛くも王座防衛を果たした。
3月3日のロウでリア・リプリーから同王座を奪取し、プロレスの祭典「レッスルマニア41」(19、20日=同20、21日、ラスベガス)でエリミネーション・チェンバー覇者ビアンカ・ベレアの挑戦を受けることが決まった。ところがビアンカが王座戦に介入したこともあって、リアが前王者としてのリマッチ権を行使。この日のロウで再戦が組まれ、勝者が祭典に出場してビアンカと王座戦を戦うことになった。
しかもアダム・ピアースGMは、特別ゲストレフェリーになぜかビアンカを指名。試合前から混乱必至の状況だったが、ロンドンの観衆は「イヨ! イヨ!」の大チャントと「イヨ、イヨ~スカイ~♪」の大合唱で、人気ナンバーワンのリアではなく王者を支持した。
世界屈指の実力者同士の一戦は、前戦同様に激しい攻防を展開。イヨはレイザーズエッジからシャイニングウィザードをくらって大ピンチとなった。それでも3カウントは許さず、リアと激しくバックを取り合った。イヨはバックエルボーを浴びて後退。リアのビッグブーツをひらりとかわすと、この一発が何とレフェリーのビアンカに誤爆し、ビアンカは場外でダウンとなった。
リアは構わずイヨをリップタイド(変型ボム)で叩きつけるも、レフェリー不在でカウントは入らない。観衆がカウント17まで数えたが当然、無効だ。ビアンカがリングに復帰してカウントを入れるも、イヨはカウント2で執念のクリア。リアは裁定に不満で、イヨとの攻防の中で今度はビアンカに平手打ちだ。
この混乱のスキを突き、イヨはコーナーからミサイルキック。だがリアにかわされ、レフェリーのビアンカに命中してしまう。激怒したビアンカはゴングを要請。大ブーイングの中、裁定は「両者反則」で、イヨの王座防衛がアナウンスされた。
納得のいかないリアは大荒れで、場外でビアンカに殴りかかった。イヨは2人にめがけてムーンサルトアタックを見舞うも、リング内でリアのリップタイドを浴びて、ビアンカとともにKOされてしまった。
リアは試合後のインタビューでも不満たらたらで、祭典出場をあきらめていないというが…。不透明決着もイヨが王座防衛に成功したことは確かで、ようやく祭典行きが決定した。イヨは試合後に自身のインスタグラムに動画を投稿。「正直、チャンピオンとしてはふがいない結果となりました。結果はDQ(反則決着)で一応チャンピオンとして生き残ることができました」とタイトルを守ったことを報告した。
続けて「でも、リア・リプリーに絶対やり返さなければならないと思いました。大丈夫、チャンピオンとしてしっかり前を向いて反省して、リア・リプリーにやり返します。チャンピオンらしさ、ちゃんと見せつけてレッスルマニアでタイトルをしっかりこの手で守ります。やってやる!」。リアにリベンジした上で、改めてプロレス最高峰の大舞台での王座防衛を誓っていた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。













