中日・中田翔内野手(35)が燃えている。昨年は腰痛の影響で不本意な成績(打率2割1分7厘、4本塁打、21打点)に終わった中田だがドラゴンズ応援大使のSKE48・熊崎晴香(27)の直撃に今季にかける思いを激白。自身の思いを貫き通して逆襲に転じるつもりだ。

【中田翔インタビュー(1)】

 熊崎 18年目のシーズンを迎える今の心境はどうですか。

 中田 野球を始めて今までいろんなことがありましたけど、続けられているということは周りのサポートのおかげだと思っています。毎年毎年18年間を思い返しながら皆さんに感謝をしています。

 熊崎 現在のコンディションはいかがですか。

 中田 オフに入って体重も17キロぐらい落として動きは楽だし、腰の状態もいい。心配ないと思います。

 熊崎 17キロはどうやって落としたんですか。

 中田 オフに入った瞬間から有酸素運動。走って汗をかく。体重を落としたことで動きは楽ですね。体重がある時に比べてちょっとパワーがなくなっているという実感はあるけれど、その分キレが感じられるのでいいのかなと思います。

 熊崎 開幕に向けてバッティングの状態はどうですか。

 中田 オープン戦を通して自分の中でボールの見え方や感覚は良かったです。ただ結果(打率1割1分1厘、0本塁打、2打点)は出ていないので何とも言えないです。

 熊崎 中田選手は昨年は開幕戦でホームランを打ちました。やっぱり今年もファンの皆さんは期待していると思います。

 中田 去年は本当にいいスタートを切れたんですけど、シーズン中盤からフォームチェンジに取り掛かって、そこから自分のバッティングを見失ってしまった。いろんなバッティングフォームを試している中で体に対して負担がきてしまうものもあるので、今年は貫き通したい。その中で結果が出ればもちろんチームの勝ちにもつながってくると思いますし、結果が出なければ、こういう世界だから自分の野球人生においてどうなるかは分からないですけど、それぐらいの覚悟を持って今年1年いろいろなことを貫き通してやっていきたいと思います。

 熊崎 貫き通すということでこの打撃フォームだというものはできてきたんでしょうか。

 中田 今のフォームがある程度しっくりきている。スイング軌道だったり、ボールを捉えにいくバットの角度であったり。微調整というものは必要になってくるものだと思うんですけど、今は違和感なくやれてるので、今のままそれに乗っていきたいなと思います。

 熊崎 井上監督になって1年目のシーズンですがチームの雰囲気はいかがですか。

 中田 コミュニケーションを大事にされている監督さんだと思いますし、若い子たちが萎縮せず、のびのびとやれる環境を作ろうとしてくださっていると思うので、その辺はチームとしてはプラスなんじゃないかなと思います。僕の意図というか、18年目、本当に野球人生をかけてやりますという気持ちを去年、今年と伝えていますし、僕もそれなりの覚悟を持って名古屋に来ている。その中で、実績が伴わなければ当たり前ですけど試合に出れなくなってくる。それは僕が一番ヒシヒシと感じているので、そうならないように今年1年頑張ります。

 熊崎 井上監督は5位や6位ばかりの順位予想について「見返してやろう」と選手の皆さんに話されてました。

 中田 まあ仕方ないですよね。3年連続最下位なんでね。順位予想で下に見られるのは当然のことであって、僕も日本ハム時代に「また今年も最下位予想かよ」という経験を散々してきた。でもそこから優勝、日本一とやってきた。中日もそれだけのメンバーはそろっていると僕は信じている。僕も含めて一人ひとりがチームに貢献するという気持ちを強く持っていけばそれが結束力となって、強い最高のチームになると思う。そこまであともう一歩だと思っています。

 熊崎 その一歩は何ですか。

 中田 個人的にはもっと個々を出していいのかなって思います。なんて説明したらいいかわからないので、ちょっと言い方が変になるかもしれないけど、みんなわがままでいいんじゃないのかな。やっぱりフィールドに立っているのは自分たちなわけだから。打席に立った時は僕らも孤独ですし、一人きりですからね。だからもっともっとみんないい意味でわがままに自分勝手にね。自分の意思というものを貫ければいいのかなと思います。日本ハムが強かった時ってやっぱりそうでしたから。みんながすごく自由で細かいことを言えば髪の色もバラバラで(笑い)。わがままな選手が多かったけどみんなが一つになった時はどう表現していいかわからない強さがあった。その時は若い選手が多かったし、今の中日も若い選手がどんどん出てきているから、そういうチームになれるんじゃないかな、と僕は思っています。