敗軍の将は終始淡々としていた。カブスは18日に行われたMLB開幕戦(MLB東京シリーズ=東京ドーム)でドジャースと対戦し、1―4で逆転負けを喫した。

 先発の今永昇太投手(31)は4つの四球こそ出したものの4回を69球、無安打と好投しながら1点リードの展開で途中降板。5回からバトンを引き継いだ2番手のベン・ブラウン投手が大谷らに打ち込まれ、3点を奪われて逆転されると、その後もリリーフが失点を重ね辛酸をなめた。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督(54)は会見の場で、今永を4回で降板させた理由について「降板は70球メドだった。両先発はそれくらいかと。4回が終わってちょうど、そのタイミングだと判断した」と説明。その上で「本当にいい投球をしたと思う。安打も許さず、打球も弱い当たりが多かった。四球もあったが、走者をうまくかわしながらいい投球をした」と初の大役を果たした日本人左腕の好投をたたえた。

 それまで打ちあぐねていたドジャース打線が、今永降板のタイミングから一気に集中打で5回に猛攻をかけたことには「いい攻撃だった」と素直に脱帽。相手先発の山本から2回に先制の1点しか奪えず、逆転されて以降もゼロ後進が続いたことにも「ドジャースのリリーフ陣が良くて、反撃をスタートできなかった」と唇をかんだ。

 19日の開幕2戦目(東京ドーム)はメジャー初登板&初先発となるドジャース・佐々木朗希投手(23)と対戦する。カウンセル監督は「佐々木に落ち着くスキを与えないように、早い段階から攻めていくのが大事なプランになると思う」とポーカーフェースながらも言葉に力を込め、リベンジを誓っていた。