新日本プロレス15日名古屋大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」準々決勝で、タイチ(44)がザック・セイバーJr.(37)との元パートナー対決に敗れ、無念の敗退となった。
ゲイブ・キッドとの2回戦(12日、宇和島)が、自身と無関係の「ハウス・オブ・トーチャー」の介入によるリングアウト勝ちという不本意な結果に終わっていた。タイチはその鬱憤を晴らすかのように、2021年「デンジャラステッカーズ」でともにプロレス大賞最優秀タッグを獲得したザックと壮絶な激闘を展開した。
右足に集中砲火を浴びながらも、激しいキック合戦を繰り広げる。一進一退の攻防からバックドロップホールドを決めたタイチだったが、ゴッチ式パイルドライバーでマットに突き刺されると、天翔十字鳳をかわされセイバードライバーを浴びてしまう。さらにこれをカウント2で返すと、変型の膝十字固めで捕獲された。
何とかロープに逃れたタイチは強引にブラックメフィストを決めて反撃に転じたが、ダメージが大きくカバーにいけない。ならばと打撃戦からジャンピングハイキック、天翔十字鳳と怒とうの猛攻を見せた。
ザックの奥の手4の字ジャックナイフ固めもカウント2で返し、再びジャンピングハイキックを発射。ところがこれをかわされ、電光石火の「ザック式タイチ式外道クラッチ」で丸め込まれ、ついに3カウントを奪われてしまった。
前IWGP世界ヘビー級王者の底力に屈したタイチだが「転んでも転んでも、立ち上がっても立ち上がってもこんなんばっかりだ。世の中の人間、俺より楽しい人生歩んでるだろう。俺の方がぶざまだろう。毎回毎回必死に手を伸ばしたって、届かねえもんもあるんだよ…だけど、何回も伸ばしたっていいだろう。この命が尽きるまで」と再起を宣言。
「ハッキリ言って、俺のレスラーとしての炎は、風前のともしびかもしれない。だけどあっさり消え去るより、最後しっかりキレイに燃え尽きて消えていきたい。まだまだこんなんじゃ、キレイに終われない。悔しい。すごく悔しい」と顔をゆがめた。
待ちに待ったザックとのシングル戦が実現するも、この日のメインは例年NJC期間中には行われないIWGP世界ヘビー級王座戦(王者・後藤洋央紀VS挑戦者・永田裕志)が据えられた。
「運もないし、実力もない。何も持ってないから認められねえんだな。また下からやり直すよ。ザック、本当にありがとう。お前がいなかったら俺は…。また必ず、いつか自信持って対角に立つよ」と、最後は悔しさを押し殺し、再戦を誓っていた。













