杞憂に終わればいいが…。「MLBワールドツアー 東京シリーズ2025」(18、19日=東京ドーム)に向け、大谷翔平投手(30)らを擁するドジャースが13日に来日した。期待が高まる一方で、チームには昨年3月の韓国遠征で味わった「ナイトメア(悪夢)」が今も鮮明に記憶されているという。さらには1年前の流れと驚くほど酷似した〝奇妙な一致〟も指摘されている。
空前絶後のフィーバーとなるのは間違いない。昨季のワールドシリーズを制した「世界一軍団」が15、16日に行われる巨人、阪神とのプレシーズンゲーム2試合、そしてカブスとの開幕2連戦のため特別機で羽田空港に降り立った。
大谷を筆頭に山本由伸投手(26)はMLBで自身初の開幕投手を務め、佐々木朗希投手(23)は開幕2戦目の先発マウンドでメジャーデビューを果たす。その一挙一動には日本中から熱い視線を送られている。
しかしながら盛り上がりの裏側では、ちょうど1年前に頻発した「吉凶禍福」の出来事もいまだに取りざたされているようだ。ドジャースは昨年3月に韓国でパドレスとの「MLBソウルシリーズ2024」に臨み、メジャー開幕戦を含め公式戦2試合を行った。その韓国遠征前に大谷が真美子夫人との結婚を電撃発表し、周囲を驚かせたのは記憶に新しい。
そして「電撃婚」のインパクトが冷めやらぬ中、ソウル入りして間もなく大谷の通訳を務めていた水原一平被告(40)による違法賭博問題が発覚。ドジャースのみならずMLB全体をも揺るがす一大スキャンダルとなり、一連の大問題を米メディアも「イッペイショック」として連日にわたって大々的に報道。ソウルのお祭りムードも一変し、まさに「悪夢」の様相を呈した。
こうした苦い経験を踏まえ、ドジャース内部では球団フロントの要職者たちが「今年の東京シリーズでは絶対に『ソウルの悪夢』を繰り返さない」と合言葉のように口をそろえている。
昨年の「イッペイショック」の教訓に、チーム内からは「今年の東京シリーズは、昨年の韓国遠征のように不祥事に振り回されるツアーにはしない。細心の注意を払って準備している」との声も上がり、揚げ足を取られるようなグラウンド外でのスキャンダル発覚など、〝再発防止〟に向けた万全の対策を講じているという。
しかし、昨年に続く〝奇妙な偶然の一致〟がチーム内で話題になっていることも事実だ。大谷が移籍1年目で結婚を公表したタイミングとシンクロするように、今年はドジャースへ加入したばかりの佐々木がスプリングトレーニング中に一般女性との入籍を発表した。
この知らせには多くのドジャース関係者も驚き、祝福ムードに包まれた一方で「去年と全く同じ流れではないか」「結婚発表の後に、何か〝イッペイショック〟のようなスキャンダルがチーム内で発生してしまうのではないか」などと、過剰なまでの〝妄想〟も膨らみ始めている。
とはいえ、今年の東京遠征でドジャースには大谷、山本、佐々木という3人の日本人スター選手が母国でそろい踏みする何よりの強みがある。チーム内では「3人の活躍こそが最高の厄払いになる」との期待が高まり、球団内でも「3人がそろって活躍して東京遠征が大成功に終われば、それこそが『ノーモア・イッペイショック』を証明することになるはずだ」との見解が強まっている。
ドジャースは18日の開幕戦で勝利を飾り、脳裏に刻まれる「悪夢」を振り払うことができるだろうか。全ての視線が東京ドームの戦いに注がれている。











