【赤ペン!赤坂英一】「リーグ優勝と日本一の連覇に貢献する」「個人的には沢村賞を取る」

 2年ぶりにDeNAに復帰したトレバー・バウアー投手(34)が、3日に横浜市内で行われた入団会見でいきなりまくし立てた。

「ベイスターズには旧友がたくさんいる。一昨年(2023年)に移籍した時は、球団の人たちもとてもよくしてくれた。僕の哲学は野球を楽しむことと勝つこと。2つを叶えられるのは、ベイスターズ以外にない」

 その一昨年は、不祥事で194試合の出場停止期間を経て、5月からの途中参加だった。それでもDeNAで10勝4敗、防御率2・76をマーク。
「昨年はメキシカンリーグ(レッドデビルズ)でフルシーズンやっていた(10勝0敗、防御率2・48)ので、今回は前回のようなブランクがない。昨年9月半ばにメキシコからアメリカに戻って、しっかり調整してきた」

 今回は一昨年、日本で習得した技術を生かせることもプラス材料だ。

「一昨年、日本で覚えたスプリットの精度が上がっている。前回はオールスター戦で山本(由伸、当時オリックス、現ドジャース)に、打者とのタイミングのずらし方も教わった。日本ではメンタル的にも良い経験ができたから、これも生かせる」

 バウアーはさらにメキシコでの苦労話も披露。

「死にかけたよ。最初にコレラにかかって、それから1か月の間にいろんな病気にかかったんだ。試合でもメキシコは標高が高くて変化球が思った通り変化しないし、いろいろと大変だったな」

 そんな苦難に見舞われながら、昨年は10勝して年間最優秀投手賞を獲得している。やはり、バウアーはモノが違うのか。

 そこで気になるのは、バウアーが将来もDeNAで投げる意思があるのかどうか。昨オフはバウアー自らメジャーリーグに売り込みをかけたにもかかわらず、獲得に動いた球団はない。代理人レイチェル・ルーバ氏は「先発ローテの1番手か2番手が務まる力を持っているのに、GMの99%は反論している」と嘆いた。

 となると、34歳という年齢的にも、バウアーが日本に骨を埋める可能性はある。ただ、DeNAと結んだ契約期間と内容について、記者会見に同席した萩原チーム統括本部長は「具体的なことは言えません」と明らかにしなかった。

 チーム内では早くも選手たちに様々な助言を与えているバウアー。2年ぶりに見せるピッチングとともに、今後の動向とチームに与える影響も注目される。