女子プロレス「スターダム」の前ワールド王者・中野たむが、現王者の上谷沙弥(28)に〝救いの手〟を差し伸べる。24日の宇都宮大会で、自身がリーダーを務める「コズミック・エンジェルズ(CA)」の玖麗さやかと組み、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の上谷&刀羅ナツコと激突。勝利した中野は試合後に、3月3日の東京・後楽園ホール大会で異例の〝敗者退団マッチ〟を突きつけた。中野の真意とは…。
同試合ではCAが負ければ、玖麗のヘイト入りが確定。一方で勝利すれば、上谷がどんな願いも聞き入れるというスペシャルタッグマッチで激突した。
激闘の末、勝利して玖麗を守り抜いた中野の願いは、ワールド王座への挑戦ではなく、敗者退団マッチだった。「もう我慢の限界だったんです。昨日の『千鳥の鬼連チャン(フジテレビ系)』では『スターダムのため、プロレスを広めるため』って言ってて、アイツにはアイツなりの愛の形があるんだなってわかった。でも、どう考えても、やり方がおかしいでしょ」と激怒。「アイツを完全に追放して、スターダムにもCAにも玖麗にも手を出させない。アイツの暴走を止めるには、この方法しかないと思いました」と経緯を明かした。
敗者退団マッチはスターダム史上初。団体最高峰のワールド王座を争ったトップレスラー同士の覚悟が試される一戦になることは間違いない。
「このスターダムを、女子プロレスを、守れる責任を強く持っている方が勝つんじゃないですか。私はそれくらい人生かけて団体を守ってきた。それが間違いだって言うんだったら、私が今までやってきたことは全部間違いだったことになる。なので、私が負けたら潔くスターダムを去りますよ」と並々ならぬ決意を語った。
中野は今回の試合を前に、怨念を込めた「上谷沙弥人形」を作製して公開。その後も人形の舌がどんどん伸びていると驚がくの状況を明かした。そんな〝恐怖〟から、こうつぶやく。「毎日あの舌が首に巻きついて、窒息しそうになって起きるんですよ。あのベロの勢いは止まらない。だったらもう、アイツを完全追放するしか、この呪いから逃れるすべがない。もう300メートルくらい伸びてる…」
もう、上谷への呪いも、これまでの因縁も全て清算するしかない。中野は上谷が悪に染まった原因として、クイーンズ・クエスト時代のパートナーである林下詩美が昨年3月に退団して、マリーゴールドへ移籍したことにあると分析。そのため上谷には、敗北して退団した後はマリゴ行きを勧める。「上谷が元に戻るためには負けて退団して、愛する林下詩美のもとへ行くことが一番いいんじゃない? だから私が勝って、上谷を救ってあげるよ」と〝救いの手〟を差し伸べた。
異例の一戦で、中野が団体の景色を変えることになるのか。













