パリ五輪陸上男子やり投げ代表のディーン元気(32=ミズノ)が、数々の苦難を乗り越え挑む3大会ぶりの大舞台での飛躍を誓った。
ディーンは20歳で臨んだ2012年ロンドン大会で五輪初出場。「若さと勢いでやろうと思っていた」とがむしゃらな姿勢で挑み、10位の成績を収めた。しかしその後、たび重なるケガやスランプに陥り、思うような結果が出なくなった。「どんな対応をしても結局投げる時に痛いというのは相当なストレスだったと思う」と二人三脚で歩んできた田内健二コーチ(48)は振り返る。
しかし20年から拠点をやり投げ大国フィンランドに移し、投げ方、下半身の使い方などを徹底的に見直した。次第に結果に表れ、22、23年と世界選手権出場を果たし、大舞台への切符をつかんだ。
苦境を脱することができた理由についてディーンは「一番はやり投げが好き。本当に先が見えないこともありましたけどポジティブな気持ちを持ってやってこれた」と明かした。
本番に向け「しっかり足を使って投げることができれば、自己ベストが出ないわけない」と自信を口にする。12年ぶりの五輪で大きな放物線を描けるか。












