指揮官が期待の若虎に喝や! 阪神は25日の巨人戦(甲子園)に3―0で勝利。前夜は先発・戸郷にノーヒットノーランを達成されたが〝雪辱〟に成功した。

 この日、チーム初安打を放ったのは「3番・右翼」で出場した森下翔太外野手(23)だった。初回二死から巨人先発・赤星の147キロのシュートを中前にはじき返すと、虎党からは割れんばかりの歓声が上がった。だが、岡田彰布監督(66)は「いやいや、初回言うてもそうでもないんよ。あれはもう、初回からホンマ怒ったんやけども。いろいろあったからな」とさえない表情。

 それもそのはず、直前の一死一塁から中野がスタートを切ったが、森下はチェンジアップにハーフスイング。結果、中野はけん制死となった。指揮官は「おーん、バット振らんと。エンドランというかな、バットな、あそこ簡単に見送ったからな」とキッパリ。

 その後の3回には、無死一塁の場面で中野がスタートを切ったと同時に、森下は初球をファウルにした。岡田監督は「このサインはこういうのって1回わからすために出したんや」と明かし、「打つだけじゃあかんからな3番は。一番何でもできんとな。後ろにつなぐ打ち方せんとアカンし」と〝3番の仕事〟を強調した。
 
 また、2点リードの5回には二死二塁の好機で中前適時打を放った背番号1。岡田監督は「3点目は大きかったよ」とたたえつつ、「(森下の)打率見てみい。4回に1回打てへんねんで、そうやろ? それをつないだり、いろんな形でオマエ、3回に1回になったらもっと打率も上がるわな」と役割に応じた活躍を期待していた。