今季の立浪竜はひと味違う。中日は7日の広島戦(マツダ)を1―0で振り切って3連勝。3試合連続の零封勝利に立浪和義監督(54)も「こんなこともあるんですね」とビックリだった。

 中日は3カードを終えて5勝3敗1分けで貯金「2」。監督就任1年目の2022年は開幕6試合で1勝5敗、昨季も開幕から3カード連続で負け越しただけに、立浪監督の開幕ダッシュにかける思いには並々ならぬものがあった。

 本紙特約記者のSKE48・熊崎晴香にも「自分が監督をやらせてもらってシーズン最初に大きく負け越しているので、初めのスタートは大事にしたい。最初に貯金ができていけば選手にも〝いけるな!〟と思わせられる。自分が選手をうまく機能させられるよう、しっかりと頑張っていきたい」とスタートダッシュの重要性を語っていた。

 5日の試合では先発起用した捕手の加藤匠が攻守にわたって活躍し、この日も先発マスクの宇佐見が決勝タイムリーを放つなど、この3連戦では立浪監督の用兵がズバズバ的中。〝選手をうまく機能させながら〟勝ちを拾っている。しかも中田や田中に休養日を設けるなど長いシーズンを見越した対策もしっかりと講じている。

 2位・中日は9日からDeNAとの首位対決(横浜)に臨むが、22年は6勝18敗1分け、23年も8勝16敗1分けと2年連続で大きく負け越した相手だ。立浪監督も「苦手意識があるのか牧選手のように同じ選手に打たれたり、ある一定の投手が打てないといったことが顕著に表れたのがDeNA戦でした。そこへの対策は当然していかないといけない」とかなり意識している。開幕ダッシュに続いて苦手チームも克服できれば、さらに勢いに乗っていけそうだ。