就任3年目の日本ハム・新庄剛志監督(52)がポストシーズンの日本一に向け、早くも「本気モード」に突入している。その意気込みを如実に表しているのが、指揮官直々の徹底した情報収集へのこだわりだ。
就任1年目から生の試合映像による相手チームの研究や自軍の二軍選手の状態確認を日課としてきたが、今季はこれまで以上に注力。本拠地エスコンフィールド内の監督室には5台のテレビを設置した上で、iPadも2台常備。これら全てをフル稼働させながら同時進行で行われる他球場の試合から二軍戦までを網羅し、頭にインプットしようと試みている。
「監督室は(何台もテレビが置いてある)テレビ局みたい? そうそう(笑い)。家にもテレビが2台あってiPadも常に持ち歩いている。全部の試合を見るためにね。あまり時間がないんだけどセ・リーグも(見る)。だから目がおかしくなる。でも、それは最低限の僕の役目なんでね。打球方向とか、チャンスでこの打者はどこを狙いにいってるかとか。自分が好きなんですよ。そういうの(データ収集)が。それが選手との信頼関係にもつながってくるしね」
早くも交流戦やポストシーズンでの戦いに備え、セ・リーグチームさえ研究しているのは驚きだ。チームは4日に試合がなく、本拠地で一部選手による練習を行ったが、もちろん、指揮官はこの日もデータ収集に余念はなし。約1時間の全体練習を見終えると、すぐさま球場内の監督室へ直行。そこから約2時間にわたり、この日デーゲームで行われていた西武―オリックス戦(ベルーナ)をテレビ観戦し、5日から始まる西武との3連戦に向け、入念な対策を行った。
指揮官は「まだ(今季西武の詳細は)分からんっす。でも(相手打線が)こういう打球を打ちそうだな、というのはもう頭にありますけどね」とイメージを描きつつも「ただ、1球ごとに(ベンチから)指示してたら間に合わんから、やっぱり選手が(個々に)見てパンパンパン、と動いてくれないと。内野も外野もね」とナインに注文を付けることも忘れなかった。
球団スタッフだけに頼ることなく、自らの目で相手チームの状況や自軍選手の状態を把握することで、より正確かつ詳細な情報を入手。シーズン開幕直後にも関わらず抜かりない新庄監督のこのアクションがあれば、相手は〝丸裸〟も同然か。やはり今年のファイターズは期待できそうだ。












