日本ハム・新庄剛志監督(52)がドジャース・大谷翔平投手(29)に対し、体験談を交えたエールを送った。元通訳・水原一平氏(39)が自ら手を染めたとされる違法賭博疑惑で球団から解雇された問題の余波により、大谷の周辺も騒がしいままだ。賭博でつくった借金返済のため水原氏によって大谷は自らの口座から450万ドル(約6億8000万円)もの額を搾取されたと訴えているが、実は新庄監督も現役時代に巨額の金銭トラブルに見舞われていた。〝先輩〟からの助言とは――。
同じ苦しみを味わったからこそ、痛いほどに気持ちは分かる――。現役時代の新庄監督は総額22億円以上を稼いだが、引退直後に金銭管理を委託していた知人が自らの資産を勝手に流用していたことが発覚。その後、裁判沙汰になったものの、最終的にほぼ全額を失った苦い経験がある。
そんな背景を踏まえた上で、この日のロッテ戦(ZOZOマリン)の試合前に大谷が直面する〝一平氏問題〟に関して質問をぶつけると「信用して親みたいにかわいがってもらっていた人に、何十年もダマされ続けたことの痛みが苦しいから人間不信にはなりかける。でも、俺はプラス思考だから」と前向きに話し「大丈夫。人間、大体3日で忘れるから。お金なんかどうでもいい」と持論を展開した。
トラブルにさえ見舞われていなければ、余生は自身が引退直後から長年暮らしたインドネシア・バリ島で悠々自適な生活を送るため「リゾート起業プラン」を果たす夢もあったという。
「もしお金があったらだけど、向こう(バリ島)でヴィラか何かをいっぱい作ってね。『ビッグボスホテル』みたいなの作ってたと思う。(元米大統領の)トランプみたいに? そうそう。(土地は)安いからね。それで暮らしていたと思う。あの件(自身の金銭トラブル)がなかったら、こっち(球界)に戻ってきていないしね。(今となっては)めちゃめちゃいい経験。腹が立つし、感謝とは言わないけど、心の傷を負っただけで憎しみはあまりない。俺、いつもポジティブだから」
どんな困難に直面しても、プラス思考を失わずチャレンジ精神で道を切り開く。これが新庄監督の真骨頂だけに「今年、優勝でもしたら(自身の人生を)映画化かな。演技をしてくれる人、誰にしよう。題名は『ツーツー(22)ライフ』で。剛志のツーと22億のツーツーでね(笑い)」。
底抜けに明るいこの生き方。大谷も含め、誰もが見習うべきなのかもしれない。












