プロ11年目で初めて任された大舞台に静かに武者震いした。29日のDeNAとの開幕戦に先発・九里亜蓮投手(32)は「普通にマウンドで自分の力を発揮するだけ」と平常心で臨む。この日のナイター練習も通常通り、敵地のマウンドの傾斜、景色等を確認した後は、ナインとともにリラックスした表情で汗を流した。

 昨年はリーグトップの174回1/3回、防御率2・53と5年ぶりAクラス入りの立役者として、名実ともに赤ヘル投手陣の大黒柱に。就任2年目の新井貴浩監督(47)からも「ベストパフォーマンスを期待したい」と信頼も厚い。

 自らもキャンプ戦初日から「目指してきたところ」と、この3・29を志願し2月16日に「開幕」を言い渡された。

 約1か月半の準備期間を経て、本番を迎えるだけに「しっかりと自覚を持って1球1球、気持ちを込めて投げたい」と大役を自覚する。対するDeNAの開幕投手は昨季の最多勝、最高勝率の左腕・東。九里は「僕自身、負けるつもりはない」と言い切った。当日は夫人と6歳の長男と4歳の長女もハマスタに応援にかけつける。自身初の開幕勝利で、新井監督に初の開幕星を届ける。