やはり並のルーキーではないようだ。広島は29日にDeNAとの開幕戦(横浜)を迎える。その中でも〝洗い出し〟に本腰を入れるのは、ドラフト1位・度会隆輝外野手(21=ENEOS)だという。

 度会はオープン戦で打率4割3分4厘の好成績を残し、首位打者に輝いたが、広島も開幕前の前哨戦で漏れなくやられた。開幕3連戦で先発が予定される森下らが登板したものの、2試合で8打数4安打と暴れられた。

 菊池原投手コーチも「前回も打たれていますし、警戒しないといけない。スコアラーさんとかと、しっかりと話を詰めていきたい。バット操作は柔らかいし、いいバッター」と話したが、警戒を強める理由は打撃だけではない。

 対戦した2試合では一塁に出塁を許すと、新リードオフマンに何度も二盗を仕掛けられた。石原バッテリーコーチは「去年よりも機動力を使ってくるなという感じはありますし、昨年までとは少し変わってくるかなと感じています」。昨季のDeNAはリーグ最少の33盗塁だった。〝走らないチーム〟から度会に早くも2盗塁を許し、攻撃スタイルが変わりつつある。

 敵将の三浦監督はすでに開幕戦で度会を1番で起用することを明言。中軸に牧、宮崎、オースティンら強打の右打者がそろうだけに、鯉バッテリーとしてはなおさら度会のバットと足は封じておきたいところだ。

 バッテリーのリーダー的存在のベテラン・会沢も「(オープン戦は)〝イケイケドンドン〟できましたから。チームとして抑えておきたい打者」とキッパリだった。チームではバッテリーを中心に担当スコアラーと複数回に分けて対策を練る方針。シーズン本番までに昨季まではいなかった〝くい〟を打つ。