競泳の男子日本代表を長きにわたってけん引した入江陵介(イトマン東進)は、初の快挙にあと一歩届かなかった。
パリ五輪代表選考会6日目(22日、東京アクアティクスセンター)の200メートル背泳ぎ決勝では、中盤以降に失速。1分58秒37の3位に沈み、個人での5大会連続の五輪切符を逃した。レース後には「バテてしまったけど、いい泳ぎができた。この1年間はすごいしんどくて、つらい時期の方が正直多かったけど、この舞台に立って最後まで戦い抜けたことがよかった」と晴れやかな表情で振り返った。
34歳の入江は、北京五輪から4大会連続で大舞台を経験。日の丸を背負うことが日常の光景となっていたが、パリ行きは絶望的。「16歳から代表に入ることが当たり前で、この気持ちになったのが人生で初めて。代表は自分にとって家族のような場所なので、悔しいもあるけど、寂しいなというのが強い」と神妙に語った。
今後については「今はゆっくり休む。自分の口で何かを伝えるのはまだ早い」と明言を避けたものの、輝かしい功績が色あせることはない。












