競泳女子で五輪3大会出場の鈴木聡美(ミキハウス)が自身の快挙に驚きを示した。

 日本選手権最終日(7日、東京アクアティクスセンター)で午前に行われた50メートル平泳ぎの予選では、31秒16の全体1位で決勝に進出。午後の決勝でも2位に大差をつけ、30秒39で圧勝した。

 今大会では平泳ぎで100、200メートルでも優勝しており、この日の50メートルも合わせて3冠を達成。さらに同種目で9連覇を果たした。

 レース後に鈴木は自身の快挙に「よくよく考えたら、私すごいことをやっているんだなって。数字を見るとビックリする」と目を丸くし「ここまで来たら、もう2桁を狙っていきたいですね」と笑顔を見せた。

 3月の日本選手権で8月のパンパシフィック選手権(米アーバイン)と、9月開幕の愛知・名古屋アジア大会代表入りを決めてからは、苦手とする平泳ぎのプル動作(腕のかき)の練習を通常よりも多めにコーチに提示された。「いやだなと思っていたが、実際に泳いでみると、キック頼りの泳ぎではなく、プル頼りでここまで記録が出せるということは、間違っていなかったんだ」と過酷な練習の成果を実感。自身の偉業は「本当に頑張っているがゆえの結果なのかなと思う」と日々の積み重ねの表れだとした。

 常に安定したタイムをマークし続ける鈴木は、夏の本番に向けて「技術的なことは継続して強化していくのと、あとは粘り強さ。後半が大事になってくる。気持ち負けしないこと、記録を落とさないような泳ぎを常に研究していくことを頑張っていけたら」と順調に大舞台へ準備を進めていく。