競泳日本選手権男子200メートル平泳ぎ(6日)で連覇を成し遂げた〝天才〟大橋信(17=枚方SS)にも高校生らしい一面があった。

 パンパシフィック水泳選手権(8月開幕、アメリカ)の日本代表の選手たちが9日、都内で公開練習を行った。

 練習後、大橋は報道陣に混ざって2024年パリ五輪銀メダルの松下知之(東洋大)を〝取材〟。「来年から東洋大に入る大橋信のことはどう思いますか」と茶目っ気たっぷりの質問をすると、「食生活を改善した方がいいと思う」とズバリ直言された。

〝公開指導〟を受ける形になった大橋は「お菓子の食べる量を言われたんだと思う。ポテチが好きで、ご飯前に食べちゃってご飯が食べられないみたいなこともある」と思い当たるふしがある様子。ただ、そのアドバイスに対して「良くないとは思うけど、おなかに入れば一緒じゃないかな。最近はあまり食べてないし、野菜も食べられる」と我が道を行く主張で反論した。

 同じく平泳ぎを専門とする岡留大和(インターナショナルSC)からは「大橋は天才。『なんでそんなに進むの』と聞いたら『わかんない』と言われた。誰も理論が分からないのに、なんか速いのは天才の特徴」と最大級の評価を受ける。

 それでも本人は、日本選手権の優勝が1種目のみだったことに満足がいっていない様子。「今回は強化が足りなかった。うぬぼれてたというか、才能があると思って甘えていた」と反省する。

「よく考えたら(結果が良いときは)強化が結構うまく行っていた。才能じゃなくて、ただ頑張っていただけだった。今気づけて良かった。パンパシではロス五輪のための経験を積んで、アジア大会(9月開幕、愛知)では記録を狙いたい」。天才はどこまで成長していくのだろうか。