日本代表は21日、2026年北中米W杯アジア2次予選北朝鮮戦に1―0で辛勝し、同予選3連勝とした。前半2分にMF田中碧(25=デュッセルドルフ)が先制点をマークするも追加点を奪えず、後半は押し込まれる場面も。ホームで格下を圧倒できなかった内容に、元日本代表FW・武田修宏氏(56=本紙評論家)は、両サイドの要の不在を指摘するとともに、あのストライカーの必要性も訴えた。
出だしは完璧だった。前半2分、田中はMF堂安律(フライブルク)の右からの折り返しを右足で合わせて先制点を決めた。1~2月のアジアカップは、まさかの落選となり、悔しさを味わったが、自らの存在価値を証明してみせた。
しかし、試合を支配した前半に堂安らが決定機を決め切れず、追加点を奪えない。後半に入ると、相手の攻勢に苦しむ場面もあった。後半30分ころには、選手交代で4バックから3バックに変更し、攻める姿勢を打ち出したが、最後まで2点目を決めることができない。無失点勝利で勝ち点3をゲットしたものの、快勝とはいかなかった。
武田氏は攻撃面に関して「前半でシュート10本を打ったのに、2点目を決められなかった。2点目を決めていれば、楽な展開できたはず」。その要因には、性加害疑惑で招集されていないMF伊東純也(スタッド・ランス)と、腰の負傷で今季絶望となったMF三笘薫(ブライトン)の不在を挙げ「伊東、三笘がいないと、やっぱりキツいのかな。突破できる選手がいないと苦しい展開になってしまう」と指摘した。
この日は伊東の右ウイングに堂安、三笘の左ウイングにFW前田大然(セルティック)が起用された。それなりに持ち味を発揮したとはいえ、バリバリのスタメンをアピールするには物足りなかったわけだ。
1トップを務めたFW上田綺世(フェイエノールト)についても「悪くはないんだけど…」とポツリ。その上でFW大迫勇也(神戸)の名前を挙げ「ホームの試合であるならば、後半残り15分あたりで、大迫を使ったらゴールをしてくれるかもしれないね。そうすれば、Jリーグも盛り上がる」と力説した。
またMF遠藤航(リバプール)が後半13分に投入されると、押し込まれる展開から落ち着きを取り戻しただけに「遠藤がケガでもしたら、代役がいないのが心配」と危惧する。さらにふくらはぎを痛めているDF冨安健洋(アーセナル)が招集外だっただけに、レギュラー格のDF板倉滉(ボルシアMG)はともかく「バックアップのレベルはまだまだだね」とジャッジした。
26日に予定されている同一カードは、この日急きょ平壌開催が中止に。試合が行われるか不透明だが、武田氏は「今回は(多くの選手が)欧州から戻ってすぐの試合だったが、次はもう少しコンディションが上がってくると思う」と圧勝を期待した。












