新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)が、現在開催中の「NEW JAPAN CUP(NJC)」で「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」と「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」による大乱戦に加勢しなかった理由を明かした。
内藤は4月6日両国大会でNJC優勝者とV2戦に臨む。挑戦者を決めるトーナメントはいよいよ佳境に突入し、20日長岡大会の決勝戦で辻陽太と後藤洋央紀が激突する。
そんななかで準々決勝(17日、静岡)と準決勝(18日、郡山)では連日にわたりLIJとH.O.Tが大乱戦を展開した。準々決勝ではLIJの鷹木信悟がEVILと対戦。今シリーズで猛威を振るったH.O.Tのセコンド大量介入を受け、LIJからも高橋ヒロムとBUSHIが助太刀に訪れ対抗したが多勢に無勢で鷹木はEVILに敗れ姿を消した。
続く準決勝では辻がEVILと対戦し、再び両ユニットのセコンド同士が激しく乱闘。数的不利のLIJだったが、鷹木の大暴れもあって辻がEVILから3カウントを奪った。
この際に、シリーズに参戦している両ユニットの中で唯一リングに姿を現さなかったのが内藤だった。2021年9月メットライフドーム大会でのIWGP世界王座戦ではEVILの挑戦を受けた鷹木に加勢しており、決して自身の出場試合以外には手を出さないというわけではない。その理由はNJC覇者の挑戦を待つ王者としての立場にあった。
内藤は「言ってみれば俺への挑戦者決定トーナメントですからね。例えばですけど逆に鷹木がチャンピオンで俺がトーナメントに出ていたらどうかと。いくら対戦相手が先に反則をしたからといって、チャンピオンの助けがあって優勝したとしたら、俺は果たして優勝トロフィーを自信をもって受け取れるのかなと」と立場を入れ替えた場合を想定して説明。「逆の立場で考えたら俺は手を出すべきじゃないんじゃないかと。他のメンバーに関しては彼らの意志があるでしょうから判断に任せましたが、俺は動いてはいけないなと控室のモニターで見届けることを決めました。そもそもEVIL、H.O.Tの戦い方ってああいう戦い方ですから。それを分かった上でどう勝つかっていう部分も見たかったし」と振り返った。
辻が優勝すれば内藤の熱望してきたLIJ同門王座戦が実現する。内藤は「準決勝を見ている感じだと、何か『後藤待望論』みたいなものは感じるなと。確かにここ最近はずっとタッグ戦線にいましたし、シングルでの戦績はあまり目立ったものがなかった印象が強いんですけど。後藤への期待感を感じましたね」としながらも「ただ陽太の今回のトーナメントを見ていると、すごく安定しているなと。負ける姿を想像できないので。今の陽太は止められないんじゃないかと思ってますよ」と予想。両国のメインイベントで目の前に立っている相手は、果たして――。












