ローテ当確とはならなかった。阪神・大竹耕太郎投手(28)が16日、中日戦(バンテリン)に先発し、5回85球を投げて5安打2失点。「(課題は)全部なんじゃないですかね。まだまだ(投球の)威力も上げる余地がある」と球威、制球、テンポなど好調時とは程遠い内容に納得しない様子を見せた。

 1点リードの2回二死、石川昂に左越え同点ソロ。3回一死三塁では、細川に右前に落ちる勝ち越し打を許した。チェンジアップのサインにあえて首を振り「現状の真っすぐでどうなるか勝負したかった」と挑んだが望む結果とはならなかった。

 岡田監督も「今日はボールいってなかったしなあ」と不満顔。順調なら23日のオリックス戦(京セラ)で先発予定だが「投げると思うけどな。予定ではな。わからへんけどな」と含みを持たせた。

 この日、行われたウエスタン・リーグの広島戦(鳴尾浜)では2年目の左腕・門別啓人投手(19)が先発。3回、内田に2ランを許すも、以降は立ち直って5回3安打2失点だった。小気味いい投球で7奪三振という内容が光った。

 岡田監督は名古屋のベンチからダブレットで門別の投球を〝観戦〟していた。「見とったよ、ずっと。ホームラン打たれとったけど。普通ちゃうか」。「普通」というキーワードは褒め言葉だ。

 開幕まで2週間を切った。大竹は「もちろんその(開幕ローテをとる)つもりでやってます。そうなるように」と意気込むが、まだローテ構想は未定。競争こそが戦力の底上げと言わんばかりに、開幕直前最終コーナーで岡田監督のムチが振るわれた形だ。