巨人からソフトバンクにトレードで加入したアダム・ウォーカー外野手(32)が12日、巨人とのオープン戦(鹿児島)で豪快な場外弾を炸裂させた。

 1点を追う6回二死二塁の場面で代打で登場したウォーカーにとっては、この日が古巣との初対戦。相手2番手・直江の2球目の直球を完璧に捉えると、打球は左翼席後方のネットを超えた。

 悠然とダイヤモンドを1周すると「とにかくランナーを返すことを考えて打席に入った。レフト方向のフォローの風に乗せようとイメージ通りの打球を打つことができた。結果を出すことができて良かったよ」と白い歯をのぞかせた。苦楽をともにした戦友たちの前で放った〝恩返し弾〟だっただけに、その表情には自然と充実感がにじんだ。

 前日(11日)の休養日には桜島を初めて目にしたという。ひょっとしたらそのパワーも追い風となったのかもしれない。ウォーカーも「もしかしたから、そうです。シーズン中に調子が悪くなったらまた桜島に来たいと思います」とまんざらでもなさそうに笑ってみせた。

 何はともあれ、期待されたバットで一つの結果を残した。小久保裕紀監督(52)は「すごい音だった」と目を見張りながら「打球速度はチームでは山川に次いで2番目くらいなので、当たればあのくらい飛びますね。外国人なので開幕からある程度我慢して使います。基本はDHです」。このまま順調にいけば開幕は指名打者でのスタメンが濃厚となった。