阪神・佐藤輝明内野手(24)はオフに米国のトレーニング施設「ドライブラインベースボール」で得た動作解析をもとに打撃フォームを改造。春季キャンプでも攻守で充実した動きを披露し、辛口で知られる岡田彰布監督(66)をも「何も言うことはないやんか。使う選手なんやから」とうならせた。本紙評論家の伊勢孝夫氏も背番号8の〝春の大進化〟を高く評価。打席に入る際の小さなしぐさにも、心身の成長を感じ取っている。
【新IDアナライザー・伊勢孝夫】今年の佐藤輝はホンマにええ成績を残すと思うよ。6日の楽天戦(甲子園)なんかを見てても「おおっ!」と思ったもん。打席に入る前に、まずは入念に自分のスタンスとグリップの位置を確認。左の内ももの「ひねり」を意識した動きもしていたように俺には見えたよ。昨季までは見られなかった姿やな。目の前の結果にとらわれることなく、まずはしっかりと自分の打撃フォームでバットを振ろうって意識が伝わってくるよ。
オフに米国で動作解析をしてもらった上でたどり着いた今の打撃フォームによっぽど手応えがあるんやろ。最大の課題だった確実性と好不調の波が安定すれば、打率は2割8分以上まで上昇するはず。そうすれば自動的に本塁打は30本以上、打点は100以上のラインを超えてくる。この時期はまだ自分のやりたいこと、確認したいことに集中しとけばええ。
しかしまあ人気球団だけあって阪神も大変やな。たかだかオープン戦でちょっと勝ててないくらいで周りからガヤガヤ言われるわけやから。岡田監督の起用や采配を見ていれば「勝ちにいく野球」を一切やっていないことくらい一目瞭然やんか。サインすらまだまともに出してないんとちゃうか。本格的にエンジンをかけるのは開幕まで2週間を切った来週末あたりからやろ。
3月の第1週、第2週あたりはちょうど春季キャンプの疲労が、体の張りとなって最も表れてくる頃合いや。いいキャンプを送ってきたからこそ、今は疲れが出てきているだけ。何も心配ないよ。
(本紙評論家)












