これもお家騒動の余波なのか。混乱が続く全日本プロレスに今度は謎の白覆面が登場し、世界タッグ王者の諏訪魔(47)と鈴木秀樹(44)が襲撃される事件が起こった。

 場所は昼下がりの東京・湯島。芦野祥太郎&黒潮TOKYOジャパンとのⅤ1戦(9日、後楽園ホール)に向けた会見を終えた2人は、団体事務所が入るビルの屋上で取材を受けていた。

 話が佳境に入ったところで、2人の背後には突如、覆面男の姿が。「あっ!」と記者が声を上げたが、遅かった。白覆面は猛ダッシュからジャンプ一番、鈴木に脳天唐竹割りを発射。さらに驚いて振り向いた諏訪魔をスリーパーで絞め落とすと、風のように去った。

 正体不明で身長は180センチ前後、体格が良かったことだけは確かだ。正気を取り戻した諏訪魔は「意味がわかんねえ。全日本にこういうのはいらねえよ。誰の差し金だ?」と怒り心頭。鈴木は混乱したままで「テメーがコンサルタントを雇わねえからだよ!」と意味のわからない言葉でパートナーに詰め寄った。

 かつての猪木軍や旧IGF時代をほうふつとさせる出来事だが、最近では3冠ヘビー級王者の中嶋勝彦が「X」(旧ツイッター)に白覆面と歩く動画をアップしている。諏訪魔と鈴木が「思い当たる節はない」と口をそろえるように、謎が深まるばかりの今回の騒動。事態を重く見た全日本では厳戒態勢を敷き、白覆面に関する情報提供を呼びかけている。