ソフトバンク・井上朋也内野手(21)がレギュラー奪取に燃えている。

 2020年のドラフト1位で入団した井上は今季が4年目。昨季一軍デビューを果たしたものの、定位置をつかめておらず、まだまだアピールが必要な立場だ。3日に行われた韓国・斗山との練習試合(ペイペイ)に「7番・三塁」で先発出場し、4打数1安打をマーク。三塁レギュラーを取るためにも、避けて通れないのが栗原陵矢内野手(27)の存在だ。

 オフにはその栗原に弟子入りして米国で自主トレを行い、宮崎での春季キャンプでは打撃向上へひたすらバットを振り込んだ。井上がテーマに掲げたのは「150キロの球を一発で仕留める」。練習中だけでなく、球場を離れた後も課題を宿舎に持ち帰り、自分のイメージと実際のスイングが一致するまでマシンを相手に汗を流した。

 そんな大砲候補について、村上打撃コーチはこう評した。

「彼が目指している150キロを一発で仕留められているのは、ホークスではレギュラーの近藤、柳田かな。井上には150キロと言わず、155キロまで対応できる準備をできるように覚えなくてはならない。それを自分で気づくアプローチを日々続けています」

 昨季の井上は二軍戦で89試合に出場し、9本塁打を記録した。9月には一軍でプロ初アーチを放つなど、片鱗は見せ始めている。本人は栗原とのレギュラー争いに「差はあると思う部分も、ないと思う部分もあります。まずは自分をしっかり出していこうと思います」と力を込めたが、努力は報われるのか。