4連覇を狙うオリックスが投手陣に不安を抱えている。山本由伸投手(25=ドジャース)と山崎福也投手(31=日本ハム)の2枚看板が抜け、先発ローテーションは山下、宮城、田嶋に加えて中継ぎから転向した山岡、東、曽谷、新加入のカスティーヨ、エスピノーザらでしのいでいく見通し。しかし、リリーフ陣は頼みの宇田川と山崎がキャンプで出遅れる事態となっている。
リーグ随一と言われた投手力に陰りが見えていることで、チーム関係者は「投手陣の頭数はそろっているのに何でチーム防御率がこんなに悪いんだ、という不思議な年がたまにある。野手との兼ね合いや多くの原因が重なるので、そうならなければいいが…」と不安を募らせる。
さらに別の関係者は「昨年に吉田正尚(レッドソックス)が抜けた時は寄ってたかって何とかなるだろうと思ったが、今回は投手でイニング数のこともあるし、あの時とは違う。若手が出てこないと厳しいというのはある。もう4連覇とかを意識せず、ビリじゃなければいい、くらいに気負わずにやった方がいいんじゃないか。いつも通りの終盤勝負ですよ」と開き直る声まで聞かれる。
3日のDeNAとのオープン戦(京セラ)はローテ候補のカスティーヨが3回を2安打無失点、エスピノーザも3回を1安打無失点と好投。ローテ入りをアピールし「京セラは大きく見えて投げるのにいい。いい投手がたくさんいるのでローテをしっかり勝ち取りたい」(カスティーヨ)、「いい感覚で投げることができた。シーズンを待ち切れない感じ」(エスピノーザ)と手応えを口にしたが…。
昨季の山本は164回を投げて16勝、山崎は130回1/3で11勝をマークした。2人合わせて「294回1/3」と「27勝」をどう補っていくのか。中嶋監督は「穴を埋めるんじゃなくて新しく積み上げていく」という考えだが、果たして乗り切れるか。










