昨年末、オリックスから日本ハムにFA移籍した山崎福也投手(31)が、新天地加入までの胸中や今季への抱負を語った。オリックスからFA宣言後、6球団からラブコールを送られた左腕。最終的に日本ハム入りを決断した背景にはどのような思いがあったのか。
――日本ハム入りを決めて以降、今季への思いは日に日に高まっている
山崎 いろいろな方から連絡を頂いて。徐々に実感が湧いてきています。
――FA宣言後、セ・パ6球団による争奪戦となった。打撃が得意なこともありセ・リーグ移籍が濃厚ともうわさされていた。当時の心境は?
山崎 実は僕自身、FA宣言する前は「他の球団が(獲得に)来てくれるのかなという不安もありまして。来てもセ・リーグ1球団ぐらいかなと。だから(6球団は)まさかと思いましたよ。打撃が好きなのでセ・リーグに行くのかな、とも思っていました(笑い)。でも(日本ハムとの交渉で)吉村さん(チーム統括本部長)の言葉が心に刺さってきて気持ちが変わったという感じです。
――日本ハムとは最後に交渉した。それまでに意中の球団はあったのか?
山崎 それはありませんでしたが、いろいろな球団の話を聞いて本当に悩みました。ただ決断のポイントを挙げるとしたら、吉村さんが「僕自身は完成していない」と言ってくれたこと。「ファイターズもこれから強くなる。一緒に完成させていこう」と。その言葉がうれしかったし、心に刺さりましたね。
――日本ハムは若くて伸びしろもあるが2年連続リーグ最下位。外から見てどう感じていた?
山崎 リーグ最下位でも「強くなりそうだな」というのは感じていました。オリックスでも選手間で「ファイターズ、すごいことになる」とか「来年とか2年後はやばい」と話していましたから。そういうチームに入れるのは逆にうれしいです。
――2023年はプロ入り後初となる2桁勝利(11勝)をマーク。好成績を残せた要因は?
山崎 4年ぐらい前からいろいろなトレーニングを組んで。その成果が出てきた感じはします。
――具体的に言うと
山崎 体の使い方ですね。どうやって体を使って(力を)指先に伝えるのかを意識しています。球速より速く感じるというか、バッターが打ちづらい球を常に投げたいので。その成果が出てきているのかなとは思います。
――さらに成長するための課題は?
山崎 まずはフィジカルの強さですが、体の回旋や柔軟性も。技術的なことならもっとコースに投げ切らないといけない。肝心な時に(ゾーンの)中に入ってしまうこともあるので。ピンチの時やここ、という時の制球力。球速は何キロでもいいので、打ちづらいなというのを打者に思わせたい。その辺りを突き詰めたいです。
――日本ハムには長年バッテリーを組んでいた伏見(寅威)がいる
山崎 ずっと一緒のチームで受けてくれていたので。寅威さんがいるのは安心感があります。でも、それで成績が残せるかはわからない。僕も寅威さんも成長しないといけない。安心はできません。
――個人的な今季目標は?
山崎 僕はまだプロ入り後、大した成績を残していません。昨年の2桁勝利は(打線の)援護もあったので。個人的には満足していない。でも規定投球回は投げたいし、防御率も良くしたいです。
――オリックスで仲が良かった山本由伸投手もMLBに挑戦する。刺激になっているか?
山崎 LINEとかで連絡は取っていますが契約内容とか聞くとすごいので。僕の移籍とは比にならないです(笑い)。
――山本がオリックスで付けていた背番号18を日本ハムで背負う
山崎 18番は素晴らしい番号です。だからうれしいのですが、由伸と比較されるのは恐れ多いです(笑い)。でも、由伸の動きは今後もチェックします。僕も負けないぐらい活躍できるよう頑張りたいと思います。













