巨人の北村拓己内野手(28)が8日開催された第2回現役ドラフトでヤクルトへ移籍が決まった。巨人は代わりに阪神の2017年ドラフト1位右腕・馬場皐輔投手(28)を獲得。実績ある馬場の加入で課題の中継ぎ強化に成功した。

 北村は星稜(石川)―亜細亜大で主将を務め、17年ドラフト4位で巨人入団。身長181センチの右の大型内野手で〝ポスト坂本勇人〟として期待された。

 だが今季、ルーキー・門脇誠内野手(22)が鉄壁の守備を武器に台頭し、正遊撃手の座を射止めた。阿部新監督の構想では坂本が三塁に回り、岡本和が一塁。二塁には吉川がおり、主力のケガによる離脱でもない限り、来季も北村の出番は限られる。

 加えてオリックスからFAの山崎福獲得にも失敗した巨人にとって、現役ドラフトが貴重な投手補強の機会だった。ウイークポイントである救援陣を確実に強化したい巨人としては、各球団から獲得希望を集める必要もあったとみられる。プロ6年で一軍出場176試合の北村は、即戦力として票が期待できる選手だった。
 
 その一方で巨人の右打者の〝流出〟は止まらない。今季のメンバーからは広岡(オリックス)、石川(ロッテ)、ウォーカー(ソフトバンク)、中田翔(中日)、松田(引退)、中島(中日)、ブリンソン(退団)と右打者7人がいなくなったが、北村で8人目となる。

 巨人関係者は「右翼を守れる右の外国人獲得に動いている」と新外国人に〝穴埋め〟を期待するという。

 北村拓は9月2日のDeNA戦(横浜)では8点差の8回に「野手登板」を志願するなどチームに貢献していた。今季は27試合の出場にとどまったが新天地で大化けする可能性を秘めている。