卓球の東京五輪混合ダブルスで金メダルを獲得した伊藤美誠(23=スターツ)が、自身の冠大会のさらなる発展を願った。

 3日に長野・ことぶきアリーナ千曲で行われた「第1回伊藤美誠杯 卓球ワールドチャレンジ in NAGANO」の表彰式では、男女の入賞者にメダルなどを授与。伊藤は「メダルをかける側になるとは思わなくて、男子の選手にメダルをかけた時に『かける側になるとは』と言いながらかけちゃって(笑い)。本当に不思議な感覚だった」と振り返った。

 かねて伊藤は自らの冠大会の開催を模索。「こういう大会があったからこそ、地道に地道に、幼い頃から大会を通して成長してきた。日本の未来、将来につなげていけたら」との思いで準備を進めてきた。当初は「早くて来年かな、やれて来年かなと思っていた」というが、関係者の協力もあって大会は無事に終了。「本当にこの季節、この時期にできてすごくよかった。いろいろ考えたけど、大きな大会とかもあまりかぶらず、たくさんの選手が出てくれたので、すごくうれしかった」と感謝の言葉を口にした。

 競技の普及に向けて新たな一歩を踏み出した伊藤は、将来的に自身の冠大会を〝世界クラス〟まで拡大させたいと意気込んでいる。「最初はアジアとかでもいい。アジアのみなさんが来てくれる機会が増えれば。こういうところから五輪選手が出たらいいなと思うので、世界規模には10年以内にしたい」と力強く語った。

 現役選手が自身の冠大会を企画するのは異例。「本当に楽しい思い出になった」と笑みを浮かべた伊藤は、これからも卓球の魅力を精力的に発信していく。