〝秘蔵っ子左腕〟が、北の大地で堂々の投球を披露した。阪神・門別啓人投手(19)が、2日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し、4回を投げて2安打1失点、4奪三振の快投。

 初回の先頭打者・細川を直球で見逃し三振に仕留める上々の立ち上がり。2回には二死二塁で田宮の先制適時打を浴びて1点を失ったが、その後は直球やカーブ、スライダーなどの変化球で日本ハム打線を封じた。
 
 試合後には「自分のピッチングが1、2回はまあまあできてたかなと思いますが、まだまだできるって感じだったので。次の試合につなげていきたいです」と表情を引き締めた。

 北海道・日高市出身の門別にとって初の凱旋登板。幼いころに観戦に訪れた憧れのマウンドに上がり、「うれしかったです」と笑顔。一方で、家族や親族、友人からの大応援には「ちょっとやりすぎかな」と照れながら振り返った。

 岡田彰布監督(66)は、春季キャンプ中に門別の開幕ローテ入りを「100パーセントない」と明言。だが、2日の先発については「評価とかじゃなしに、今年1年の戦力として投げさすんやから。先発投手と同じ周りで投げさせていくよ」と信頼を口にしていた。

 門別は「開幕ローテはないって言われてますが、それでも目指したいなって思ってます」とキッパリ。「どうなるかわからないですけど、どんどん入れ続けて、ローテーション入っていきたいと思います」と言葉に力を込めた。