侍ジャパン日本代表として6、7日の強化試合・欧州戦にも招集された広島・小園海斗内野手(23)が絶好調だ。

 1日の楽天戦(倉敷)は「3番・遊撃」でフル出場。相手先発の早川隆久投手(25)から初回に右中間二塁打、3回に遊撃内野安打を放つと、5回には初球、138キロ直球を右翼席へ突き刺した。オープン戦はこれで13打数6安打4打点、打率5割4分5厘と〝覚醒〟の気配を漂わせている。

 昨季は終盤の9月以降、月間打率3割3分以上の高打率を残した打撃フォームに、確かな手応えを感じている。昨春と変えたのは、打席内で構えた時の右足の位置。もともとがオープンスタンスで投手と対峙するが、対右投手と左投手で、右足を置く位置を「変えています。見やすいようにしています」と明かす。

 左腕の際は右投手よりも「見え方も全然違う。最初からオープンスタンスですけど、さらにオープンにする」とスパイク1足分は一塁方向へ、より開き気味に構え、背中側から来るボールにも、違和感なくタイミングを取れるよう工夫を施した。

 この日は、楽天の開幕左腕から猛打賞の固め打ちを披露。「どんな投手が来ても、同じ対応ができないといけない。『誰が打てない』というのをつくってしまえば、自分にとってマイナスになる。それをどれだけ少なくできるかっていうのが勝負だと思う」ときっぱり。

 プロ6年目を迎え「もう今年こそは自分を確立しないとダメだなと思っています」と意気込みは人一倍だ。わずかながら、されど〝右足1足分〟を利して年間を通じ、打率3割の目標へ挑む。