米国の名門・スタンフォード大学進学を決めた岩手・花巻東高の佐々木麟太郎内野手(18)について〝スーパー・エージェント〟の存在がささやかれている。

 佐々木のスタンフォード大入学については、4年間で約5000万円と言われる授業料、住居費、食費などが奨学金によって免除される「フルスカラシップ」が話題の中心となっている。

 テレビのワイドショーなどでも米留学経験のある高学歴のコメンテーターらが、その異例さを強調。2022年度のデータでは5万6378人の出願数に対して入学が許可されたのがわずか2075人(合格率3・68%)となっており、佐々木が超狭き門を突破したことに疑う余地はない。また米国籍の学生が87%に対し、留学生はわずか13%。そんな〝マイノリティー〟が、この「フルスカラシップ」入学をつかみ取ったことに多くの米球界有識者たちも驚いている。

 ただ、これに関しては日米球界に精通するメジャー関係者が「彼に対して最終的に4つの大学からオファーがあったとのことですが、もちろんその間にエージェント(代理人)が入っていることを忘れてはいけない」とも指摘している。

「佐々木君がバンダービルト大などを視察に行った昨年9月の段階で、まず目ぼしい有力大学にエージェントから、こういう日本の有望な高校生がいて、彼はあの〝ショウヘイ・オオタニ〟の後輩であるというインフォメーションがあったはず。その上で彼を獲得する大学側のメリットもプレゼンテーションしている。米国の大学というのはビジネスセンスにたけていますから、彼を露出させることでスタンフォードの知名度を広めたい。ユニホーム、帽子、大学グッズを売りたい、と報道されること自体に意味があるのです」(前出関係者)

 確かに、佐々木の入学決定と同時にスタンフォード大側は事前に準備していた背番号「3」のユニホーム姿をホームページにアップ。絶妙なタイミングで同大野球部のデービッド・エスカー監督(58)が日本メディア向けにオンライン会見を開いた。

 そして、その舞台裏には、どうやら通算140発スラッガーとスタンフォード大をつなげた「敏腕エージェント」の存在もあったようだ。