【アリゾナ州グレンデール16日(日本時間17日)発】衝撃を超えた――。ドジャースの大谷翔平投手(29)がこのキャンプイン3度目となる屋外フリー打撃を行い、5セット、26スイングで13発の柵越えと本塁打率は驚異の50%をマーク。6連発を含む特大150メートル弾3発を放つ「SHO―TIME」にナイン、関係者、ファンは驚がくした。まだ、100%ではないにもかかわらず、ここまでのフリー打撃を見る限り、右ヒジに問題はなさそうだ。打者に専念する2024年、期待しかない。
雲一つない青空の下、大谷が超衝撃のフリー打撃で周囲を圧倒した。練習前に配られる予定表には左腕ベシアのライブBPで対戦相手に名前が入っていたが、なぜか打席に立たなかった。午前10時20分過ぎから同僚らとベースランニングこそ行ったものの、その後は室内に移動し、別メニューで調整した。ロバーツ監督も練習前に「今日はやらない」との見通しを明かしていた。
それから1時間後の午前11時20分過ぎ、お待ちかねの瞬間が訪れる。大谷がバット持参で再びメイン球場に現れると、すぐに打撃ケージへ。そのままキャンプイン後3度目となる屋外でのフリー打撃を開始した。
1セット目の最初のスイングであいさつ代わりに左中間に豪快弾を放つと、そこからはまさに異次元の世界。6スイング目で2本目の柵越えをマークすると、続く2セット目は5スイング全てが柵越えという離れ業を演じた。
さらにボルテージが上がった3セット目の3スイング目は右中間フェンスをはるかに越えその先の樹木群に打球が着弾。推定飛距離は150メートルを超えた。この異次元とも言える超特大弾には見守ったロバーツ監督も思わず両手を上げ、あぜんとするばかり。打撃ケージ横で打球の行方を確認した遊撃手テーラーも同僚らと顔を見合わせ目を丸くするしかなかった。もちろん、ファンも大興奮だ。
その後4セット目も高さ20メートルの中堅バックスクリーンを越える推定150メートルの特大弾を2発放った。結局、5セット、計26スイングで6連発を含む13本の柵越えを披露。2本に1本がフェンス越えという驚異の「本塁打率50%」で改めて仕上がりの良さをアピールした。
それにしても驚くしかない。アリゾナは空気が乾燥しているため打球が飛ぶといわれるがその“常識”をはるかに超えている。12日(同13日)1回目の屋外フリー打撃では21スイング中柵越え10本で最長は推定140メートルだった。2回目の14日(同15日)は29スイングで5連発を含んで10本柵越えで、最長弾は推定140メートル。この日は柵越えが最多の13本、連発も6に更新し、最長弾は推定150メートルとこれも塗り替えた。1回目のフリー打撃を終えた後に「最後の2、3スイングは90(%)ちょっとの力具合」と話しており、まだ、フルスイングではないだろう。リミッターを解除した時、果たしてどこまで飛ばすのか。その瞬間が楽しみだ。
大谷の実戦デビューは現時点で未定だが、ロバーツ監督はすでに「いつ出るかはわからない。でも(近々)確実に出る」と22日(同23日)から始まるオープン戦序盤から出場させる方針を示唆している。ドジャーブルーのユニホームで打席に立つ姿を見る日は近い。
日米だけでなくメキシコや韓国からも連日、大勢の報道陣やファンが殺到しているドジャースキャンプを大谷がさらに熱くする。












