卓球女子のパリ五輪代表選考の行方に対し、卓球王国・中国も熱視線を送っている。

 パリ五輪代表選考レースの最終戦となった全日本選手権を終え、早田ひな(23=日本生命)と平野美宇(23=木下グループ)がシングルス代表を手中に収めた。その一方で注目を集めるのが団体要員の3枠目だ。東京五輪で混合ダブルスの金を含む3個のメダルを獲得した伊藤美誠(23=スターツ)と右肩上がりに成長を遂げる張本美和(15=木下アカデミー)の一騎打ちとみられる。

 2月5日に控える代表発表を前に、中国メディア「捜狐」は「伊藤美誠と張本美和、パリ五輪切符を手にするのは?」との見出しで特集記事を掲載。その上で「女子団体最後の枠は伊藤美誠選手か張本美和選手が出場することになりそうだが、どちらにもメリットとデメリットがあり、選択は非常に困難だ」と報じた。

 同メディアは両選手の特徴を分析。伊藤については「過去最も多く中国代表の主力選手を倒しているが、近年は敗北を繰り返している。プレースタイルも何度も対戦されると研究されやすい」と指摘した一方で「選考レースで(張本)を上回る3位に入っただけでなく、経験が豊富である」と利点を挙げた。

 張本は「まだ15歳ということもあり、彼女の技術的なプレースタイルはまだ完成していない」と改善点が多いとの見方を示す。ただ、伸びしろの高さは認めており「試合ごとに新たな改善が見られる可能性があることから、中国代表にとって張本の対策に向けた準備はより困難になるのでは」と警戒感をのぞかせた。

 中国のファンからもさまざまな声が上がっている中で、パリ行きのチケットを手にするのはどちらだろうか。