日本ハムの新庄剛志監督(52)が球春到来直後から困惑する事態に見舞われている。
一軍キャンプは1日から沖縄・名護でスタート。気温24度という絶好のコンディションもあり外国人選手を含め投手、野手ともに精力的に調整した。左腕エース・加藤貴を筆頭に投手陣の大半がブルペンで投げ込みを行い、野手陣もほぼ全員がフリー打撃、ノック、走塁練習とフルメニューをこなした。
順調すぎるナインの滑りだしを見守った新庄監督も「ウチは明後日(3日)から紅白戦が始まるので。選手たちはその気持ちでオフからトレーニングを積んでいる」と笑顔。その上で「動きを見ても打球にしても、足の動き、スローイングにしても全て仕上がっているので。完璧です」と目を細めた。
2年連続でリーグ最下位に沈むチームは今季を「勝負の年」と位置づけ「最低でもAクラス」を目標に掲げている。初日から選手個々の目の色が変わることは指揮官も大歓迎だが、その裏では悩ましい問題にも直面している。ナインが想定を上回る猛烈な〝アピール合戦〟を繰り広げているからだ。
中でも顕著なのがオフの補強で8人体制となった外国人勢。シーズン中の一軍出場枠は4人までで、生き残りをかけた戦いはシ烈を極める。この日はマルティネスがフリー打撃で快音を連発すれば、新助っ人のレイエス(前ロイヤルズ)は強烈な逆風を切り裂いて2本のサク越え。さらにレイエスは守備でも不慣れな一塁に挑戦。外野手登録なのだが、本人はチームの外野事情を把握してか「一塁は実戦ではやったことがないが、世界で一番の一塁手になれるように頑張って練習していきたい」と自らポジション変更を模索する構えを強調した。
これには指名打者での起用を想定していた新庄監督も「それは俺が決めることやろ。一応(自分が)ボスなんで」と苦笑いで「意気込みはいいけど、ちょっとこっちにも事情があるから。他のメンバーとの兼ね合いとかね」と〝ブレーキ〟をかけたほどだった。
オフの大型補強もあり、昨季までの2年間とは異なる悩みを抱える新庄監督。指揮官の〝うれしい悲鳴〟は当分続きそうだ。












