新日本プロレス2月23日札幌大会でNEVER無差別級王者EVILに挑戦する海野翔太(26)が、〝新エース〟としての誓いを明かした。長年にわたり団体をけん引したオカダ・カズチカ(36)が1月末で退団する。台頭が期待される新世代はオカダから厳しいゲキを飛ばされたが、海野はこれに猛反論。その上で間接的な〝レインメーカー超え〟を予告した。

 海野は24日の後楽園大会で、元パートナーの「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」成田蓮にシングルで快勝。1月末で退団する前NEVER王者タマ・トンガからベルト奪回を託され、札幌決戦でEVILへの挑戦が決定した。

「成田といろいろありましたけど、H.O.TイコールEVILっていうのもありましたし、EVILに対してムカついてる部分もあったので、ちょうどいいというか。タマさんから新日本プロレスへの愛や思い、全てを受け継いでかたきをとりたい」と闘志を燃やす。

 新たな使命もある。2012年の凱旋帰国から、12年にもわたって日本プロレス界の顔として君臨したオカダが1月末で退団。団体が大きな過渡期に突入し、新世代の台頭が望まれている。

 そんな中で海野は堂々と「新時代の新エース」襲名を宣言。「たまたまオカダさんの退団とタイミングはかぶりましたけど、この世代でプロレス界を盛り上げて、俺が中心に立つっていうのはヤングライオンの時からずっと思ってましたし。これから1年先、3年先、10年先…どう盛り上げていくか、それでしか考えてないですね」と力強く言い切った。

 絶対的な存在だったオカダは自身退団後の新日本に対し「全然チャンスじゃないよ。確実に言えるのはピンチだよ」と厳しい言葉でゲキを送っている。しかし、海野は「ハッキリ言って、じゃあこの瞬間からオカダ・カズチカの穴を埋めろと言われたら難しい話ですよ。でも僕はプラスにしかとらえてないですね。オカダさんが抜けて、また新しい新日本プロレスが始まるなと。そもそも出ていく人にピンチだとか言われたくないですね」と主張。リングの上で直接超えることはかなわなかったものの、オカダ以上の存在となることを誓う。

「どこに行くのかは知らないですけど、あれだけおっしゃっていたなら東京ドームを超満員にしてから出て行ってほしかったですね。あえてこういう言い方させてもらいますが、結局目標を達成できずに尻尾を巻いて逃げていくわけですよね? だったらまずは東京ドーム超満員を僕たちが形にして『あなた以上にカネの雨は降りましたよ』って言ってやりたいです」

 かつて「若手の登竜門」として創設されたNEVERのベルトは、その第一歩を踏み出す通行手形。新日本に再び黄金時代を到来させるため、新世代の旗手となる。