新日本プロレス24日の後楽園ホール大会で、海野翔太(26)が成田蓮(26)との遺恨対決を制した。

 海野は昨年末の「ワールドタッグリーグ」でパートナーの成田に裏切られ「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」との遺恨が勃発。同期のライバルとの決着戦は、壮絶な試合展開となった。反則攻撃を繰り返す成田にブチ切れた海野は、場外に設置したテーブルへのパワーボムをさく裂させるなど破天荒な攻撃も繰り出していく。

 終盤にはH.O.Tのセコンドたちが試合に介入するが、場内が暗転するとタマ・トンガとエル・デスペラードが助太刀に訪れ邪魔者を排除。ダブルクロスを逃れた海野は、旋回式デスライダーからブレイズブレイドを叩き込んで勝負に出る。最後はこん身のデスライダーで死闘に終止符を打った。

 試合後のリング上では1月末での退団が濃厚なタマから、EVILの持つNEVER無差別級王座挑戦を託され、海野も受諾。加えてこの日のメインで行われた新世代対決には大きな意味があった。2012年1月の凱旋帰国から12年にもわたりトップとして君臨し続けたオカダ・カズチカが1月末で退団するため、所属最後の大会だったからだ。

 オカダの所属最終戦後のメインで激勝した海野は「ファンの方は不安に思うと思う」と代弁しながらも「新日本プロレスは、雨がやんで、雲一つない晴天が広がるでしょう。たとえ夜になって暗闇に包まれたとしても、俺が一番星になって光り輝き続けて、みんなの道しるべになるから、大丈夫、安心してください」とキッパリ。「だからさ、お疲れさまでした。これから新日本プロレスは新時代に突入する。超満員の後楽園で一つ宣言してやる。約束する。新時代の新日本プロレスの新エースは俺だ、コノヤロー。だからこれからも俺から目をそらすなよ。クリエイト・ア・パラダイムシフト」と、新エース襲名を宣言した。

 マイクで発した「お疲れさまでした」と「俺から目をそらすなよ」は、いずれもかつてオカダが新日本マットで使用した言葉。ただならぬ覚悟を示した海野は、新時代の中心となることができるのか――。