ナゾのギータ節の〝真意〟は…。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)が大分・佐伯市で行っている自主トレを18日に公開。新シーズンに向けて「ホームランの数、盗塁の数、そのへんを伸ばしていきたい」と目標に掲げる2年連続となる全試合出場を見据えた。
昨季は9年ぶりに全試合出場を果たした。リーグ3位の打率2割9分9厘、同5位の22本塁打、同2位の85打点、163安打で最多安打のタイトルを獲得。本人は不満タラタラだが、他球団から徹底マークを受ける中で残した数字の価値は言わずもがなだった。
この3年、チームを勝たせられなかった悔しさは誰よりも強い。自主トレのテーマは「まずは守れるように。それを一番に考えてやっています」。守備に重点を置く理由を「ウォーカー。ウォーカーです」と連呼した。
言葉足らずに聞こえるかもしれないが、チーム事情を察すれば賢明な回答だった。トレードで加入した新助っ人は打撃力こそあるものの守備には難を抱える。小久保新体制となった現場首脳陣が自身に何を求めているかを理解し、オフにやるべきことを整理して新年を迎えていた。
小久保監督は昨年末「柳田のDHはあっても半分以下と言っている。あとは守ると言ってるんで。(本人も)分かりましたって。柳田のDHは30試合くらいのイメージ」と構想を披露済みだ。今年で36歳を迎えるベテランは、過去10シーズンで9度の規定打席をクリア。決して周囲には見せないが、蓄積疲労は相当なはずだ。節目の2000安打までは残り458本。この先のキャリアを見据えて、チーム内からは「楽をさせてやれば、もっと数字は残せる」と思いやる声も多いが、本人は気にもとめない。
高校野球の名門である広島商時代から「フォア・ザ・チーム」の精神を重んじてきた柳田。ルーツをたどれば、指揮官と交わしたやり取りは容易に想像がつく。勝つためにチームのために、先回りして動く野手最年長の姿はV奪回の機運を必ず高めるはずだ。












