5年ぶりのリーグ優勝を目指す西武が助っ人を大刷新させた。
今オフはティノコ、クリスキー、エンスの3投手とペイトン、マキノンの2野手を自由契約。アルバート・アブレイユ投手(28=前ヤンキース)、ジェフリー・ヤン投手(27=前マーリンズ傘下)、フランチー・コルデロ外野手(29=前ヤンキース)、ヘスス・アギラー内野手(33=前アスレチックス)の中南米カルテットを獲得した。
最速163キロ右腕のアブレイユ、同159キロ左腕のヤンの2枚はブルペン補強。メジャー通算27発の左打者・コルデロと同114発の右打者・アギラーはクリーンアップとしての期待がかけられ、いずれも昨季リーグワーストだったチーム得点(435点)、同本塁打(90本)の改善を狙った補強となる。
特にブルワーズ時代の2018年にシーズン35本塁打の実績があるアギラーに対し、渡辺GMは「広角にホームランを打てるパワーヒッター。打線の中軸を打つポイントゲッターになってほしい」。山川、マキノンが抜けた主軸の穴をコルデロとともに埋めてほしいとの期待を語っている。
そして、この外国人補強の〝隠れテーマ〟が中南米路線への回帰となる。近年、西武の助っ人補強は「性格のいい米国人」を中心とした路線が目立っていた。投手は1年活躍しても2年目が続かず、野手のほうはそもそものインパクトに欠ける状況が続いていた。
球団の歴史を振り返ってみても「歴代優良助っ人3傑」といえばオレステス・デストラーデ(在籍5年で160本塁打、389打点)、アレックス・カブレラ(在籍7年で273本塁打、686打点)、エルネスト・メヒア(在籍8年で142本塁打、406打点)とキューバ、ベネズエラ出身の3野手が突出している。
さらにドミンゴ・マルティネス(在籍2年で61本塁打、203打点)、ホセ・フェルナンデス(在籍4年で87本塁打、304打点)のドミニカン2人を合わせた中南米系の活躍が目立ち、チームとの相性も良かった。今回はベネズエラ出身のアギラー以外はドミニカ共和国出身の中南米カルテット編成となる。
西武OBは「陽気なラテン系の選手はチーム状況が悪くても、日本人のように同じ方向を向かない。投打でバランスよく配置された4人がムードメーカーにもなってくれれば、チームの大きな推進力になるかもしれない」との期待をかけており、その化学反応が注目される。












