オリックス・森友哉捕手(28)が忘れかけていた〝地元文化〟にもまれているという。

 昨オフにプロ入りから9年在籍した西武から国内FA権を行使し、地元・大阪に本拠を置くオリックスへと移籍した森。1年目から56試合のスタメンマスク、46試合のDH出場、5試合の右翼出場で打率2割9分4厘、18本塁打、64打点の活躍でチームのリーグ3連覇に貢献した。

 大好きな地元・大阪に戻って「目標は日本一。個人的にはキャリアハイを目指してやっていきたい」と移籍2年目のさらなる飛躍を目指す森だが、全く地縁のなかった埼玉・所沢から大阪に帰ってきたことで〝カルチャーギャップ〟もあったようだ。

 森に近い関係者によると「友哉が大阪に帰って困っていることの一つは簡単に外出できないこと。どこに行っても街で声を掛けられてしまうので、気軽にコンビニにも行けない。そこだけは西武時代を懐かしんでいますよ」と本人が抱える思わぬ〝悩み〟を耳打ちした。

 西武時代、ベルーナドームに程近い東京都西部に住んでいた森は球場の行き帰り、休日にはラフな私服姿でベンツを転がし、近所のコンビニや街道沿いのファミリーレストラン、大好きな牛丼屋に通ってプライベートを満喫していた。

 当時はファンに存在を気付かれたとしても、あまり深入りされることはなく、適度な距離を取って接してくる関東の文化にすっかりなじんでいたという。

 ところが、9年間の関東の生活に慣れた森が地元に戻ってみると、高校時代までとは異なり「有名人」として扱われることに少なからず戸惑いも感じているそうだ。街を歩けば「お~、森やんけ!」と気さくにおっちゃん、にいちゃんに声を掛けられて対応に追われているという。

 1年前に「伸び伸びできる新しい環境」を求めてオリックス入りした森だが、グラウンド外の環境は想定外だったようだ。