ロッテ・佐々木朗希投手(22)が契約未更改のままプロ5年目となる2024年を迎え、何やら〝不穏〟な空気が漂っている。
昨年12月10日には一部報道で佐々木朗が球団側にポスティングシステムによる今オフのMLB挑戦を要望したと伝えられたが、実現しなかった。ただ、これで佐々木朗がすんなりと夢を諦めることはない。今後も球団側と早期のMLB挑戦に関して話し合いを継続させ、2月のキャンプインまでの契約更改を目指すことになるのは自然の流れと言えるだろう。
大船渡高時代から佐々木朗に密着マークしている複数のメジャー関係者の話を総合すると「ササキにはロッテがドラフト指名した2019年当時から大手広告代理店がマネジメントを行っている」ともっぱら。そして一部からは「メジャー移籍に関してはササキ本人が行きたい時にいつでも行かせてもらえる〝ポスティング特約〟を取り交わし、ロッテ入団に合意したらしい」との情報まで飛び交っており、その真偽の確認に今も水面下で多くのMLB関係者が奔走しているようだ。
こうした一連の〝佐々木朗希騒動〟の背景についてはMLB側の間で「年俸交渉がこじれた末にササキ側が、この〝特約〟を持ち出したのではないか」(ナ・リーグ関係者)という分析も向けられている。
だが、かつてメッツ、ロッキーズ、エクスポズ(現ナショナルズ)の3球団に在籍し、計5年間のメジャー経験を持つ吉井理人監督(58)は「(佐々木朗は)入団時から、いずれはメジャーに行きたいとは聞いている。自分だったら球団に、もうちょっと恩返ししてからでないとダメかなと思ったりもする」と述べ、現段階でのMLB挑戦は暗に「時期尚早」であることを示唆している。これはまず間違いなく多くの球界関係者、ファンが同調する指摘であろう。
佐々木朗のポテンシャルは2022年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上最年少(20歳5か月)での完全試合達成で証明されたように唯一無二、NPB史上トップランクの才能を持っていることに疑いの余地はない。
一方で、実働3年間でシーズンを通じて先発ローテーションを守ったこと、さらには規定投球回に到達した実績はなく、その部分では多くのメジャー関係者からも「耐久性については高校時代から常につきまとう彼の課題のひとつ」とされてきた。
現状でMLB側からの声として「もし25歳未満で移籍する場合、現行ルールでササキはマイナー契約しか結べない。しかも彼を獲得する球団は5人ではなく6人ローテーションを採用することになる」と極めて現実的な見方も出ており、従来の中4日ではなく中5日以上の登板間隔を空けた〝お試し起用法〟で徐々にメジャー式に慣れさせていくプランを導入せざるを得ないというのが一貫したシナリオになりつつある。
いずれにせよロッテのエースとして中6日のローテーションを一年間守り切り、圧倒的な結果を出すことは「耐久性」という課題における周囲への説得力、そして佐々木朗本人の確固たる自信につながるのは間違いない。
果たして佐々木朗、ロッテはどのような着地点を見い出すのか。今後が注目される。











