全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦(35)が、2024年も王道マットをかき乱す。

 3日の後楽園大会では、米WWE・NXTのチャーリー・デンプシー(27)をノーザンライトボムで退けV2に成功。昨年大みそかの代々木大会では宮原健斗を下しており、中2日で2度の防衛を果たした。

 試合後は「3冠というタイトルを上に上げるため、デンプシー、NXTに(ベルトを)持って行くから待っていてくれ!」とマイクアピール。直後に芦野祥太郎が登場し27日東京・エスフォルタアリーナ八王子大会でのV3戦が確実となったが、いずれは米国マットでの同王座戦を視野に入れていることを明かした。

 本紙の取材に応じた中嶋は、この発言の真意を「これまで国内だけで3冠を争ってきたけど、福田(剛紀)社長の刺客として、NXTからデンプシーがチャレンジした。これまでとはまったく違う動きで、今後どうなるかは俺にもわからない。だけど、歴史あるベルトの価値を取り戻すためにも、この動きを無駄にしたくない」と説明した。

「闘魂STYLE」の文字が入ったガウン、赤い闘魂タオルを巻いてリングに登場した中嶋勝彦
「闘魂STYLE」の文字が入ったガウン、赤い闘魂タオルを巻いてリングに登場した中嶋勝彦

 ただし、これは海外マーケットを意識する団体のためではない。「俺が持ってる3冠のベルトだから、全日本のためとか思ってない。自分のベルトだから、自分の価値を上げるため」ときっぱり。あくまで個人のためと強調した。

 大みそか決戦に続き、この日も「闘魂STYLE」の文字が入ったガウンで入場するなど、わが道を行く3冠王者。「今後? 今言えることは何もない。目を離さないで、見届けてください」。掲げる闘魂スタイルを武器に突き進む。