老舗の全日本プロレスで退団者が続出して波紋を呼んでいる。昨年12月31日付で大森隆男とヨシ・タツが退団。これまで選手会長を務めていた石川修司も退団する意向で、年明け初興行(2日、東京・後楽園ホール)では宮原健斗が選手会長に就任し出直しを図ったが、今後の全日本はどうなるのか。福田剛紀社長を直撃した。

 選手の退団が相次いでいることには「選手はみんな1年契約なので、契約が切れるタイミングで退団になってもおかしくない。契約に関する話なのであまり詳しくは明かせないけど、選手と会社でそれぞれ目指す道が違えば、そういうことも起きると思います」と説明した。

 フロントと選手間の調整役として尽力してきた石川の退団は、プロレス界全体に衝撃が走った。これについては「第一線で、タイトルマッチにからむような大活躍をしてほしい気持ちがある。(他団体でも)選手としてまだ活躍してほしい」と退団の意向を認めた上で、石川にエールを送った。

 さらに「今まで活躍してくれた選手、一人ひとりに感謝をしている。たとえ全日本をやめて、レスラーではない違う形だとしても、社会の中で活躍してほしいし、応援したい気持ちは変わらない」と話した。

 一方、王道マットに激震が走る中で1日に団体公式「X」(旧ツイッター)で、福田社長が「バカ殿様」をマネしたと見られるまげと白塗りの化粧姿で新年のあいさつを述べる動画をアップ。SNSでは、ファンから福田社長に批判の声が殺到した。これには「ツイッターとか見ないので、あまり直接はわからない」と答えるだけだった。

 混乱から再出発の難しいかじ取り。王道マットが落ち着くまで、まだまだ時間がかかりそうだ。