3年連続でお届けした女子プロレス「スターダム」ジュリア(29)の年末連載もいよいよ最終回。7月のSTRONG女子王座戴冠を機に、世界からも注目を集めるお騒がせ女は2024年、どこに向かうのか――。
【ジュリア お騒がせ女の帰還2023(5)】
――24年はどんな年にしたいか
ジュリア 年々、自分の練習時間が取れなくなっている。このままじゃ自分のレスラー人生はすぐ終わってしまうかもしれない。だからもっと練習をしなくちゃいけないし、もっとレベルアップしたい。私はプロレスが本当に好きなんだよ。だからまだまだたくさん学びたいし、もっと勉強したい。自分の底上げがしたいし、新しいものも見たい。
――多忙な1年だった
ジュリア 私はここまで自分のために動いてきたつもりだけど、一方で結構、他人のことも考えてきた。だから、来年は完全に自分のことだけ考えて、ワガママに動いてもいいかなって思う。突出した存在になりたいなって。みんなと同じなのは昔から好きじゃないからさ。
――(同門であるドンナ・デル・モンドの)舞華はワールド王座を争うまでになったし、桜井まいも成長した
ジュリア うん。今までは周りの誰かが上がる必要性を考えてた。自分だけ上がっても、相手がいなきゃプロレスは面白くないからさ。でも、ここに来て、みんな見事に上がってきたしね。私はもう、24年2月に30歳になるんで…(笑い)、節目になるから。ここからは自分のために動いていきたいね。
――自分のためとは
ジュリア 私はプロレスラーは自由でいいんだよって思うんだよ。言い方はおかしいかもしれないけど。何か抵抗できないものに縛られて、あきらめて、動くことができない。それって一般の人たちが感じながら、それでも我慢して生きてるって話なんだと思うけど。プロレスって、そういう我慢しまくってる人たちにスカっとしてほしくてやってるモノだと思うから。縛られたり、あきらめたりする必要はない。アイスリボンを飛び出した時もそうだった。
――我々サラリーマンにはなかなかできない
ジュリア プロレスラーの自由っていうのは、自分は常に見せていきたいなって思ってやっている。でもね、人に自由であることを見せるためには、誰も見てないところでやらなきゃならないことが、たくさんあるんだよ。そんなことを考えてたら、今年はすぐに赤(ワールド王座)を落としちゃったねえ…。まあ、それがジュリアらしいって気がするけどね(笑い)。
――米国メディアに米WWEが興味を示していると報じられたこともあった
ジュリア 取材で直接聞かれたのは初めてだよ。何と言うか…ジュリアも大きくなったなあって(笑い)。でもね、私にはまだ日本でやることが残ってるよ。
――今後のレスラー人生で、海外を拠点にやりたい気持ちは
ジュリア 突っ込んでくるね(笑い)。私がプロレスを続けてる一番の目的って何か知ってる? それは、日本の女子プロレスをもっと身近な娯楽にすることなんだ。もっとさあ、子供たちに見てほしいし、若い人や、女性たちにも見てほしい。選手はみんな、それだけのことをやっていると思うから。
――感触としてはどうか
ジュリア うーん。それが届いてはいないかな。でも、その目的のためだったら、海外に行くのも一つの手段かもしれないって思うことがある。ただし海外に行って、ちょろってやってじゃダメだよね。やるなら、ちゃんとやらないと。もしそうなった場合は、大きな決断になるだろうなとは思う。
――その日が訪れることはありそうか
ジュリア まあ、現時点では日本でやることがまだある。今後のことで明確なことは何もないよ。一つ言えるとしたら、ソノ・ジャポネーゼ(イタリア語で私は日本人)。私は日の丸を背負っているつもり。
――最後に
ジュリア 今年は刺激的な言葉が少なかったかな? そりゃ私だってもうすぐ30なんだし、〝大人のジュリア〟になったんだよ(笑い)。刺激的なのは若いのに任せるわ。というわけで、2024年のジュリアもお楽しみに。諸君、良いお年を! アリベデルチ、またな!(終わり)














