新日本プロレスやUWFで活躍し、〝いぶし銀〟のニックネームで知られるプロレスラーの木戸修さんが11日に死去していたことがわかり、新日本プロレスの坂口征二相談役(81)が故人をしのんだ。
坂口氏にとって木戸さんは日本プロレス時代の後輩にあたる。木戸さんが1972年に新日本プロレスの旗揚げに携わり、坂口氏も73年4月に移籍したことで再合流。本紙の取材に対し「辞めるまで50何年の付き合いだけど、生真面目な性格で、コツコツと模範生みたいな感じだった。悪口を言う敵もいないし。プロレスも人生もマイペースで過ごしてきた男じゃないかなと思うよね」と振り返った。
近年はプロレス界と一線を引き、表舞台には出ていなかった。2022年3月に日本武道館で行われた新日本の旗揚げ50周年セレモニーにも姿を見せなかった。坂口氏は「50周年の時も声をかけたんだけど、あの頃から具合が悪かったみたいだね」と明かす。
リング上での思い出は1986年5月両国大会で行われたUWFとの5対5勝ち抜き戦。次鋒として出場した坂口氏は2人を勝ち抜いたがUWFの中堅・木戸さんに丸め込みで3カウントを奪われた。「1回試合をやったよね、両国で。あれ1回だけかな? 俺が足首(の負傷)をやってて、負けたのかな。地味っちゃ地味だけど、本当に真面目でマイペースな男だったね」と目を細めた。
プライベートでもゴルフ仲間だった。「好きだったから、コンペなんかの時には必ず顔を出してね。ゴルフもコツコツやってうまかった記憶があるね。娘の愛ちゃんも一緒に連れてきてたよ」
昨年はアントニオ猪木さんが死去し、新日本旗揚げメンバーの一人である木戸さんも天国に旅だった。坂口氏は「仲間が去って行くのはさびしくなるよな。俺なんか自分でも不思議だよ、こんなに元気なのは…」と故人の冥福を祈っていた。












