プロ野球の現役ドラフトが8日に行われ、各球団から選出された選手がそれぞれ新天地へ移籍。今年で2回目を迎えた現制度には、球界内からもさまざまな声が出た。

 記念すべき第1回となった昨年は、今年と同様に1巡目で指名が終了し、各球団から1人ずつの計12人が移籍。DeNAから中日へ移籍した細川やソフトバンクから阪神に移籍した大竹らがブレークした一方で、すでに半数の6人がわずか1年で戦力外となるなど、まさしく三者三様となった。

 そんな現状を踏まえて、ある現役ドラフト当事者からはこんな提言も飛び出した。「新天地で活路を見いだした人もいれば、たった1年で去る人もいるし『現役ドラフト』の受け止め方は僕を含めて選手によって全く違うと思います。選手会なりがヒアリングして、制度への率直な感想や思いをまとめて公開したら今後のためにもなると思うんですよね」(某選手)

 制度を飛躍のきっかけとした選手もいれば、チャンスをつかみきれなかった選手もいることは事実。現役ドラフトに抱く感情には当然相違が生じるはずだ。

 ただ、球界内からは現段階での制度について少なくとも肯定的な声も出ている。ある球団関係者は「もともと、ほとんどの球団が大きな期待を寄せていなかったはずの現役ドラフトで、細川や大竹のような大化けする選手も出てきた。その時点で制度自体の実行は成功だったといえるのでは」と一定の評価を下した。

 今後も改良を重ねながら行われていくであろう現役ドラフト。当事者たちの声がくみ上げられれば、さらに価値のある制度へ変わっていくのかもしれない。