WWEの「ダメージCTRL」はどこへ行くのか。悪のユニットにすきま風が吹き始めた。

 ベイリー、WWE女子王者イヨ・スカイ(紫雷イオ)、ダコタ・カイの「ダメージCTRL」にはカイリ・セインとアスカが加わり一気に勢力拡大。だが、11月25日「サバイバーシリーズ」の女子ウォーゲームスでは死闘の末に、ビアンカ・ベレア&シャーロット・フレアー&ベッキー・リンチ&ショッツィに敗れた。

 1日(日本時間2日)のスマックダウン(ニューヨーク州ブルックリン)のオープニングには、ビアンカが登場。イヨからWWE女子王座を取り戻すと宣言した。ここでイヨ&アスカ&カイリ&ダコタが現れたが、なぜかリーダーのベイリーがいない。

 シャーロットとショッツィも姿を見せてビアンカに加勢し、両軍の乱闘が始まった。ここはビアンカ軍が優勢で、イヨはビアンカのスパインバスターで叩きつけられ、退散を余儀なくされた。イヨ&アスカ&カイリは「こいやー!」「なめんな、こらっ!」と日本語全開で罵倒したが、怒りは収まらない。

 4人で通路を歩いていると、ベイリーと遭遇。イヨは「おいベイリー! どこにいたんだよ?」と盟友を問い詰めた。ベイリーは「誰も教えてくれなかったじゃん」と反論すると「いやいや、言ってた」(イヨ)「言ったんちゃうん?」(アスカ)と日本語で言い返すが、ダコタが間に入ってなだめた。ビアンカと一騎打ちするカイリは日本語で「友達ならね、もちろんわかってるよね」と話したのだが…。

 ビアンカ戦直前のバックステージでベイリーはイヨ、アスカ、カイリの日本人同盟の輪に加われないまま。イヨはベイリーの肩を突きながら「あなたはここにいて!」と英語でズバリ。先ほどは「来いよ!」と言っていたのに、何とカイリのセコンドに就かないように指示したのだ。

 イヨ&アスカ&ダコタがセコンドのカイリと、シャーロット、ショッツィがセコンドに就いたビアンカのシングル戦は、スピーディーな攻防に。だが、試合途中で場外のアスカがビアンカの足を引っ張り、攻撃を妨害。負けじとシャーロットもカイリの両足をつかんで倒したが、レフェリーからショッツィとともに退場を命じられた。アスカもレフェリーの眼前でリングに入る制御不能ぶりを見せて、ダメージCTRLも退場となった。

 試合は一進一退の展開となり、場外戦でビアンカがカイリを圧倒。ここで突如ベイリーが現れ、ビアンカの長い髪を引っ張りリングに倒してしまう。カイリは戸惑いの表情を浮かべたが、「レッツゴーッ!」と叫ぶベイリーの勢いに押されてタッチをかわす。そのままコーナー上段に上がってインセインエルボーを狙うも、ビアンカのパンチを浴びてコーナーで宙づりに。最後はビアンカの必殺KODで顔面を叩きつけられ、フォール負けを喫した。

 助太刀が裏目と出たベイリーはぼうぜん。セコンド出陣を止めたイヨとの関係はどうなるのか?ダメージCTRLに不協和音が生じたことは確かだろう。 

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。