WWEに約10年ぶりに復帰したCMパンク(45)が、新たな戦いへの決意を表明した。

 今年8月に暴行騒動を起こしてAEWを解雇されたが、25日(日本時間26日)の「サバイバーシリーズ」のエンディングでサプライズ登場。2014年1月に退団してから、実に約10年ぶりのカムバックを果たした。退団の際にWWEとトラブルになっており、復帰は厳しいとみられていただけに、世界中のプロレス界を驚かせた。

 27日(日本時間28日)のロウ(テネシー州ナッシュビル)では帰ってきたカリスマが、ついにWWEのリングに立った。メイン戦終了後、米ハードロックバンド「リビング・カラー」の往年のヒット曲で、入場テーマの「Cult of Personality」に乗ってさっそうと入場した。ナッシュビルの観衆は「CMパンク! CMパンク!」の大チャントで迎えた。

 マイクを握ったパンクは感慨深げな表情で「地獄から舞い戻ってきたぜ。昔、アメリカン・ドリーム(故ダスティ・ローデス)が教えてくれたんだ。本心から話す限り、間違うことはない、それが真実だからと。そしてこれが真実だ。ただいま!」と話すと、大歓声が上がった。

 続けて「ここが俺の居場所だ。俺は10年間、家を空けていたけど、お前らは俺を決して忘れなかった。お前たちの声が聞こえたから、俺は戻ってきた。すべてを勝ち取るために戻ってきたんだ」と復帰の理由を述べた。ほとんど全員が復帰を歓迎しているが「怯えているやつもいる」と言い、「やつらは俺が基準を高く設定しすぎちまい、俺の栄光を塗り替えられないことが怖いんだ。この業界で最も危険な俺が戻ってきて、自分らが何もできないのが怖いんだろう」と復帰に批判的な声を一蹴した。

場内をあおるCMパンク(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
場内をあおるCMパンク(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 その上で「明日の朝に起きた時、このリングで、マイクで、世界一になるための努力が偽物だったことに向き合わなきゃならない。なぜなら〝ベスト・イン・ザ・ワールド〟が復活したからだ。その男の名は…」と叫び、観衆から「CMパンク!」のチャントを引き出した。さらにカメラに向かって「俺は帰ってきたぜ! 友だちなんかいらねえ。金を稼ぎに来たんだ」と言ってのけた。

 カリスマらしいスピーチとなったが、今後の対戦相手についての動きはなかった。WWEユニバース(ファン)が予想していた〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔は、毒霧を噴射してコーディ・ローデスに次の標的を定めた。パンク復帰に不満をあらわにした世界ヘビー級王者セス・ロリンズも「あの偽善者はどうでもいい」と言い、ドリュー・マッキンタイアとの遺恨が再燃。〝候補者〟たちが次のターゲットを見つけていく中で、カリスマの矛先はどこへ向かうのか注目だ。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。