WWEでNXT女子王者ライラ・ヴァルキュリア(27)の株が、爆上がりしている。
10月に同郷アイルランドの先輩で最高王座獲得6度の〝ザ・マン〟ベッキー・リンチから大金星を挙げて、同王座を奪取。カリスマ女子を圧倒した実力と、キュートなルックスも相まって注目を集めている。今週のNXTではメイン戦で、WWE史上初の中国出身レスラー、ザイア・リーの挑戦を受けた。
観衆の「ライラ! ライラ!」のチャントを浴びながらクロスボディー、ドロップキックと気合を込めた攻撃。ザイアのパワー殺法からSTFで反撃を受けたが、ソバットをキャッチしてジャーマンでぶん投げた。一進一退の攻防はザイアの胴締めスリーパーから脱出したライラが、スピンキックから変型みちのくドライバーで叩きつけ、3カウントを奪った。
王座防衛で見事にメイン戦を締め、王者としての貫禄も増した。WWEの第3ブランドで一気に頭角を現してきたライラ・ヴァルキュリアとは何者なのか? アイルランド・ダブリン出身の27歳は2015年に地元のインディ団体でデビュー。英紙「メトロ」のインタビューでは、修業時代をこう語っていた。
「簡単なことじゃない! 多くの場合、私ともう一人の女の子で、大勢の男たちと一緒に練習したわ。実は、私が始めたころはリングがなくて、マットの上で習っていたの。とてもハードコアだった」。ウィックロー県ブレイの小さなジムで、大学に通いながら、プロレスのトレーニングを続けていたという。
日曜は4時間の練習をこなし、学業とプロレス修業の両立は「大変」だったが「学校に通っているからトレーニングに行ける。トレーニングに行くために宿題をやっていた。プロレスにすべてをささげられるように大学の学位を取ったのよ」。
英国のインディ団体から始まったプロレスキャリアは、WWEにたどり着くまで5年を要した。ただ2020年に結んだ契約はNXT・UKとのもので、主戦場は英国のまま。21年4月には〝ファイナルボス〟里村明衣子に無敗を止められた。22年9月にNXT・UKが活動を終了すると、ようやく米国に移り、同年12月にNXTデビューを果たした。
それからわずか10か月でカリスマ女子を倒して、NXTの頂点に上り詰めた。アイルランドの小さなジムからスタートしたシンデレラストーリーは始まったばかりだ。
NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。













