WWEの〝ザ・マン〟ベッキー・リンチが、まさかの大金星を献上した。

 女子最高峰王座獲得6度のエースは、9月に若手のティファニー・ストラットンからNXT女子王座を奪取。女子グランドスラムを達成すると、若手を中心に挑戦を受け、防衛を重ねてきた。今週のNXT「ハロウィーン・ハボック」では、同郷アイルランドの後輩にあたる、ライラ・ヴァルキュリア(27)を挑戦者に迎えた。

 会場では元AEWのジェイド・カーギルがゴージャスな姿で観戦。観衆の「レッツ・ゴー・ベッキー!」と「レッツ・ゴー・ライラ!」のチャントが交差する中、スピード感あふれるボディーアタックを放つライラにベッキーもコーナーからのクロスボディーで対抗。ライラはキックの連打からラリアート、ノーザンライトスープレックス、ロープ越しのドロップキックで攻め立ててきた。

 さらにエプロンから上半身を出したベッキーに、コーナー上段からギロチンドロップを発射。ベッキーはミサイルキックも浴びて、防戦一方となった。変型の回転式ネックブリーカー、アームバーで逆襲を試みるも、次々に切り返され、ペースを押し戻せない。強烈な垂直落下式ブレーンバスターもくらった。

 王者はライラの右腕に得意のディスアーマーを仕掛けたものの、完璧には決まらずシットダウンパワーボムを浴びた。女王の意地を見せ、雪崩式ブレーンバスターからDDTの波状攻撃を見舞うが、3カウントは奪えない。必殺のマンハンドルスラムも、カウント2でしのがれた。

 困惑の表情を浮かべたベッキーは、ライラのスピンキックをかわして再びマンハンドルスラム。ここでライラはくるりと体を入れ替え、後ろケサ固めの要領で押さえ込んだ。電撃の丸め込みをベッキーは返せず、3カウント。ぼうぜんとした表情のベッキーを尻目に、ライラが新NXT女子王者に輝いた。

 まさかの王座陥落にもベッキーは〝ザ・マン〟らしく、潔くベルトをライラに手渡してハグで新王者をたたえた。自身の「X」(旧ツイッター)には「未来は明るい」と記し、同郷からの新星誕生を喜んだ。

 NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。